「穏やかな夜をよしとせず」ストーリー解説・考察 シーズン2第3章【ゼンゼロ】

穏やかな夜をよしとせず 解説 考察

メインストーリー・シーズン2第3章「穏やかな夜をよしとせず」の解説記事となります。

併せて考察だったり感想も書いています。間違っている点も多いと思うので、何か相違点や意見要望ございましたら気軽にコメントくださいな。

※ネタバレ含みますので注意

過去・用語・勢力情報

オルペウス・マグヌッソン & 「鬼火」 解説

用語・勢力情報

讃頌会・サクリファイスの解説

前回の話

前回の話を把握していないと分からない場面がなかなかあるので、話があやふやなままな方は一度読んだ方がいいかもしれません。

主要人物

オルペウス・マグヌッソン

オルペウス

防衛軍オブシディアン大隊・オボルス小隊所属で「鬼火」のガンナー。オルペウスはコードネーム「鬼火」のクローン体として作られた存在。

「鬼火」

鬼火

防衛軍オブシディアン大隊・オボルス小隊の隊長。元は知能構造体ではなく生身の人間「オルフェウス」であり、「アガメムノン小隊」に所属していた。

旧都陥落の際、瀕死の重傷を負ってしまったが、それでも戦い続けるため軍事プロジェクトに参加し、「銃器」に意識を移植してでも軍人としてあり続けている。

イゾルデ

イゾルデ

前章でポーセルメックス上層部と讃頌会の繋がりが無いか調査すべく、オボロス小隊を率いて衛非地区に潜入していた軍人。今回もオボルス小隊の長官として登場。

「鬼火」と同様に、11年前に「アガメムノン」小隊に所属しており、当時の指揮官の指示で戦い、仲間を失った過去を持っている。

ロレンツ少将

ロレンツ少将

「旧都陥落時の功績」のおかげで「少将」にまで昇進した。一応、イゾルデはロレンツの下で動くことで、旧都陥落に関する情報収集ができたとのこと。

旧都陥落時の作戦時、「アガメムノン小隊」に「市民を撤退させるための鉄道幹線を死守せよ」という命令をだしていた。

しかし、実際に守らせていたのは市民ではなく、ポーセルメックスの「企業の財産」であり、「アガメムノン」小隊の命を犠牲に「輝磁」を守らさせていた。

後にTOPSから莫大な報酬を受けっとている。

ルクロー

ルクロー

ダミアンの上司にあたる、ポーセルメックスの共同CEO。

ポーセルメックスの権力は「ルクロー」と「フェロクス」で二極化していたが、2-2章でフェロクスが退場して最高権力者となった。

旧都陥落時にロレンツ少将を買収し、「アガメムノン小隊」に「企業の財産」を守らせた張本人。

ネットで「服がださいから脱落した」なんて言われていたりする。

サラ

サラ

明言はしてないが讃頌会のメンバー。キャラ的に完全な信徒なのかも少し怪しい雰囲気がある。

「シーズン1・アウトロ」以外の讃頌会の事案には基本的に絡んでいるキャラ。「暗躍する敵の表役」って感じ。

登場も多く物語に絡んでいはいるが、決定的な情報が少ない印象。

今回、物語のラストで「始まりの主の恩寵」と呼べる印を受け継いだ。

市長との会話

サクリファイスとミアズマ

サクリファイスとミアズマ

今回の物語は、市長がライカンから習った会話術を実践したら、主人公達から予期せぬカウンターをくらったところから始まりますね。

最初の本題はシーズン2でストーリーに大きく影響している「ミアズマ」と同じく「讃頌会」についてです。

市長が速攻さらっと重要な情報を話していますね。

市長

ミアズマは本来、ホロウ内に発生する、エーテルの特殊な形態
通常のエーテルを凌ぐ浸蝕性を持ち、より巨大なエーテリアス、ないしは、サクリファイスの触媒となる。

ミアズマは通常のエーテルより浸蝕性が強く、強力なエーテリアスを生みやすいどころか、サクリファイスの「触媒」になるとのこと。

わざわざ使っている「触媒」という言葉の意味から考えて解釈するに、
「ミアズマを利用すれば効率よくサクリファイスが作れるようになる」と私は解釈します。

確かに、昔はサクリファイス一つで大騒ぎだったのに、今回は話では今までにないくらいうじゃうじゃサクリファイスがでましたからね。

しかもそのミアズマが大量発生していて、讃頌会が活発に動いているとなると、急を要する状況と言ってよいでしょう。

そして、今まで一応明言はされていなかったのですが、ここでミアズマが大量発生しているのは「ミアズマを使ってサクリファイスの研究と製造を行ったせい」ということがハッキリしました。

ポイント

  • ミアズマは通常のエーテルより浸蝕性が強くサクリファイスの触媒となる
  • ミアズマを利用すればサクリファイスの生産性が上がる
  • ミアズマ大量発生の原因はミアズマを使ってサクリファイスの研究と製造を行ったせい

ポーセルメックスと他勢力の介入

ポーセルメックスの影響力

この件について悪いのは「讃頌会」だけでなく「ポーセルメックス」も悪い、という認識になっています。

要約すると「フェロクスがやらかして市民に被害がでたので、ポーセルメックスの影響力やら権力が弱くなっている」という感じです。

ここで市長は、ポーセルメックスの影響力が弱まり、「市政側も介入しやくなるぞ」って思ったのですが、また他の勢力が介入してきたのです。

それが「ロレンツ少将」率いる防衛軍です。

「讃頌会倒すぞ!」という名目で、衛非地区に一時的な軍事管制を敷いたのです。あとついでに「ポーセルメックスの査問」です。

もちろんそれがメインではありません。ルクローとロレンツ少将は繋がっており、主な目的は「輝磁」です。

改めて見ると「ポーセルメックスの査問」と理由を付け足しているのは、ルクローとロレンツ少将が交流しやすくする為だったと思えますね。

とは言え、ここまで動くのに「讃頌会の撲滅」という大義名分の影響はかなり大きく、一応最優先される任務でもあるので、防衛軍の力を借りて讃頌会と戦うチャンスでもあるのです。

ポイント

  • フェロクスのやらかしでポーセルメックスの影響力が弱まっている
  • その機に乗じて「ロレンツ少将」率いる防衛軍が介入してきた
  • ロレンツ少将とルクローは繋がっている
  • 一応、防衛軍の力を借りて讃頌会と戦うチャンスでもある

市長の考え

市長の考え

あと政治的な部分を解釈するとなれば、一応市政側としては「不干渉」の立場をとるのがベストと考えています。政略的にごちゃごちゃして足を引っ張りあい、市民に被害は出したくないそうです。

しかし、実際は介入したいし、市政の立場的にも一切何もしないのも、それはそれで印象がよくありません。

だから「形だけでもこちらの人材を派遣したよ」と「軍事行動への不干渉」を装いつつ、讃頌会の件にも手を打つ、という最善の策としてパエトーンを軍にねじ込んだ。という解釈です。

一応、防衛軍は市政側に行動計画書を提出しているくらいです。「ある程度の介入はあって当然」くらいな認識を持っている可能性もあるのではないでしょうか。

市長の目論見

「形だけでもこちらの人材を派遣したよ」と「軍事行動への不干渉」を装いつつ、讃頌会の件にも手を打つ、という最善の策としてパエトーンを軍にねじ込んだ

「鬼火」の記憶

知能構造体の記憶

知能構造体の記憶

「鬼火」がセルフチェック中に見ている記憶を『デンジパルスとデジタルシグナルが織りなす夢』と表現しています。

『デンジパルス』と『デジタルシグナル』が記憶に必要な様子なのかもしれませんね。

このゲーム主要キャラに知能構造体が多く、「感情」や「記憶」の部分は結構重要な情報になる可能性も高いので、このワードを覚えておくと今後の話しがスムーズになるかもです。

まぁ…これ以降このワードが出てこない可能性の方が高いですが笑

へーリオスの注意報

へーリオスの注意報

『街の中心を突如ホロウが襲った』
『へーリオスの注意報はあてにならない』

さらっと出てきましたが、結構びっくりな会話していますね。この会話から考えるに「へーリオス研究所はホロウの出現ポイントを予測していた」と捉えることができます。

そんなこと今まで言ってましたっけ?私は初出の情報だと思っているのですが、知っている方がいたらソースをコメントで教えていただけるとありがたいです。

アガメムノン小隊のブリーフィング

スコット前哨基地

さらっとスコット前哨基地でブリーフィングしていますね。まぁ防衛軍の拠点ですし、とりあえず11年前も変わらずここは拠点だったようです

このシーン見返して少しゾッとしました。この時点でイゾルデが『路線』と言っていますね。「民衆と救援物資を運ぶため」と説明しています。

ロレンツの嘘であり、実際に守っていたのはポーセルメックスの「企業の財産」です。

作戦開始前から騙されている。ということがわかります。しかも、「一歩下がれば市民が居る重要な場所」みたいなことを言われているわけです。まぁそれは本当かもしれませんが…

そしてすかさずディニーガンキャラ付けやめてもろて…

因みにですが、アガメムノン小隊の面々が唯一揃っているシーンなので、恐らく前章でも話題に上がったダンテの叔父にあたる「マクシム」がいるはずです。

オルペウスの口癖

アガメムノン小隊

ここでオルフェウス(鬼火)が『全員到着であります!』と言います。「あります」は今はオルペウスが多用していますね。

一応この口癖は「オルフェウスの影響」ということを示唆しているのでしょうか?現状「鬼火」は多用していいないですけどね。 解釈ある方コメントよろしくお願いします。

儀降(イーシャン)の助け

儀降(イーシャン)

撤退を余儀なくされた危険な場面で、当時の雲嶽山宗主「儀降(イーシャン)」が二人を助けています。

後々にはなりますが、イーシェンを見た鬼火は儀降と関係があると気づき話題に上げます。その際にイーシェンの「姉」であったことを知ります。

オルフェウス的には、ここで助けられ生き延びさせられたことを恨んですらいたようです。

※イゾルデとの一騎打ちの際に上記の会話が見れるので、オルペウス操作時に儀玄に話しかけましょう。

イゾルデの葛藤

イゾルデ  復讐

瀕死の重傷を負ったオルフェウスの手とイゾルデが映っているシーンにて、イゾルデが『仇は討つ。』と言っています。

もうこの時点では真相に気づき、復讐の念に憑かれているのが見てとれますね。しかし、そんな状況になってもイゾルデはオルフェウスに真実を告げません。

『仇?ホロウを相手にか?』というオルフェウスに対して、『全てを、相手にだ。』と言います。

ここ本当にいい言葉回しですね。イゾルデの根っこの部分としては「多くを失ったオルフェウスにこれ以上失って欲しくない」という思いがあります。

しかし、『全てを、相手にだ。』と言っているのは「察して欲しさ」も感じられます。

実際、結果的にはストーリーで「鬼火」を煽り、ロレンツ少将を討たそうとします。終始、細かくイゾルデの葛藤が感じられる言い回しをしていますね。

メーティス総合学校

メーティス総合学校
メーティス総合学校
たまに出て来るが詳しい情報が出ていない学校。インターノットの投稿にて、エーテル適正が高い人を勧誘している様子が確認できる。エーテル適正が高い人は「授業料半額免除」「手厚い奨学金付き」と、怪しいくらい優遇されている様子が窺える。

オルペウスは「メーティス総合学校」にいて、そこを諦めて軍に入った経歴を持つようです。

いくつか疑問点が出てきますね。

  • クローンとして作られたのに学校にいたの?
  • 後ろに「鬼火」付けて授業受けてたの?
  • 軍と併設されてる学校?
  • メーティス総合学校ってどんなとこ?

まだまだありますが一旦このくらいに…

私の中でメーティス総合学校はまだ詳細が出ていません。軍のクローンとして作られたオルペウスが通えるくらいだから、軍関係だったり、軍に併設されている学校なのか?って思いました。

もし「鬼火」と学校に通っていたら毎日が授業参観になってしまいますね。ずっとオカンが後ろにいる笑

最後に「鬼火」が『優雅な朝食はここまでだ』と言いますが…二人で朝ごはんしながらの会話だったのここ?笑

ブチャラティのパロディ

「シード」の過去などのキャラ解説は上記記事で行っております。

ここ唐突にジョジョのパロディが来て笑ってしまいましたね笑

ジョジョの奇妙な冒険に登場する「ブローノ・ブチャラティ」という人気キャラの奇行をパロッたシーンです。

気にある方はジョジョを5部まで見てください笑

ゼンゼロ ブチャラティ
「ジョジョの奇妙な冒険」より引用

オブスキュラの中身

オブスキュラ サクリファイス

オブスキュラの中身は案の定「サクリファイス」でしたね。

私は「スリーゲートのカメレオンと組み合わせたりしてるのかな?」って思っていたのですが、まさかの素置きでびっくりしました。

棺桶サイズの異物を300個バラまいて全部バレなかった、は無理があると思うのですが、このあたり補足がありますかね?ムービーのは地面に隠されてたけど…

私の中では「ポーセルメックスが業務的に設置した物」ということになっているから、ということで納得しています。

一応オブスキュラ自体は経過観測用の実験器具ですからね。

オブスキュラの開け方

オブスキュラ 導師

ここで突然「シード」が「導師」を捕まえてきます。このシーンではこいつが出てきた意味があまりわかりませんでした。

最後まで説明自体はなかったのですが、後のシーンでこの導師がオブスキュラを開封していたことがわかるシーンが出ています。

このシーン5人で儀式っぽくしてるけど一人でやってるやつもいましたね。町を襲うくらいの量を出すから人数が必要だったのでしょうか。

サラ

サラ 時間稼ぎ

防衛軍というか、ロレンツ少将の一番の目的が讃頌会の殲滅ではない。ということを把握しています。

普通に考えればイゾルデから伝わっているように思えますが、防衛軍の事情を把握している人であれば、傍から見て一目瞭然な可能性もありますね。

ともかく、サラの今の目的は「時間稼ぎ」という旨の会話をしています。

サラっていつも、ストーリーの途中までは敬虔な信徒ムーブですよね。

イゾルデの采配

イゾルデ の采配

拠点から帰るとオルペウスが最初に『今日は、いつもより駐屯地にいる人員が多い気がするであります。』と言っています。

ストーリーを見返してみると、地味に前触れのようなコメントをちゃんとしているんですよね。恐らく、ロレンツ少将の独断で動かす部隊のこと言っていると思われます。

ここでイゾルデが部隊の采配をしているのですが、『オブスキュラ捜索は私と駐留部隊で対応する』と説明しています。

『ホロウでの任務に集中してくれ。』などの発言も今思えば、ホロウ外に意識を向けさせない為の誘導にも感じます。

いろいろな思惑が錯綜している感じがここから強く出てきますね。

ロレンツ少将

ロレンツ少将の根回し

『オブスキュラに重大なリスクが…』って言うことを聞いておいて『細かいことはいいから結果だけもっていこい』って、初っ端から終わっていますね。

この地位で「自分の目的しか見てない」って感じが良く出ている言葉回しです。

ここで衛非地区に来るために「根回し」したとちゃんと語っていますね。根回しと言い表すあたり、やはり軍としては本来は来るべきではないが、無理やり来たことがよくわかります。

さらに、独断部隊まで用意していることを知ってこの会話を見ると、「表向きの仕事は全部イゾルデにぶん投げている」ということがよくわかります。

随時、記事修正、追記、作成中です。書くこと多すぎるので少しづつ更新していきます。

文字の精査などもまだなので、現在は誤字等の報告は不要となります。

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