「遅れてきた波の花たちに」ストーリー解説・考察【ゼンゼロ】シーズン2第2章
メインストーリー・シーズン2第2章「遅れてきた波の花たちに」の解説記事となります。
併せて考察だったり感想も書いています。間違っている点も多いと思うので、何か相違点や意見要望ございましたら気軽にコメントくださいな。
※ネタバレ含みますので注意
追記・修正中
過去・用語・勢力情報
浮波柚葉の情報
浮波柚葉の過去話やその他の情報がストーリーの重要な場面で関係してきます。詳細を下記の記事で解説しているので、気になる方はどうぞ。
アリス・タイムフィールドの情報
作成中
用語・勢力について
主要人物
浮波柚葉

企業アカデミーに通う家族思いの学生。過去に泅瓏囲の浜辺で宝栄に拾われ養女となり、普段は輝磁工芸品店「奇々怪々」の手伝いをしている。
宝栄は五人の養子を引き取っており、長女である柚葉は兄と弟、二人の妹と共に暮らしてる。
アリス・タイムフィールド

新エリー都でも有数の名家であり、「科学分野」とかなりの財力をもっていることで有名な「タイムフィールド家」の跡取りでありお嬢様。
過去に柚葉がいた研究所に父と訪問したことがあり、その際に柚葉の憧れの対象となった少女。
TOPSのお偉いたちと共に、調査監督チームの一員として衛非地区に訪れた。
狛野真斗

柚葉と同様に企業アカデミーに通う学生。柚葉とはかなり仲の良い友人。
義理人情に厚く、正義感がとても強い。大きな体格を持っており一見怖そうに見えるが、なかなか相手に気を使えるとても良い子。
ダミアン・ブラックウッド

TOPS財政ユニオン傘下の特殊開発企業、「ポーセルメックス」の最高責任者。輝磁事業を担っている。
「共同CEO:ルクロー」「共同CEO:フェロクス」で二極化した権力争いで中立を保っていたが、これ以上の出世はどちらかに属さないといけない状態となっていた。
今回の一件でルクローにフェロクスの失態を売る形で取り入ったと思われる。
イゾルデ

「軍」を代表して安全調査に参加した研究顧問であり、軍の士官ではなく雇われの民間人を装っていたが、その実はバリバリの軍人で「大佐」の地位についている。
本当の目的として、ポーセルメックス上層部と讃頌会の繋がりが無いか調査すべく、オボロス小隊を率いて衛非地区に潜入している。
フェロクス

ダミアンの上司にあたる、ポーセルメックスの共同CEO。
ポーセルメックスの権力は「ルクロー」と「フェロクス」で二極化しており、お互いに相手の様子を窺いつつ、出し抜こうと考えている。
躍進しようと讃頌会と手を組み、場所や資金を提供する代わりに技術や知識をもらい実験をさせていた。
心象映画
とあるお城のおとぎ話 | 「…お姫様は毎日がとても忙しい。朝早くから、物静かな侍女たちに手伝われて豪華なドレスに着替え、重たい魔法の冠を被る。色んなアクセを身につけて、そのまま玉座に座るの。そこでお姫様は不思議な力を使って、何の変哲もない石ころを、宝石に変えるんだよ」 「柚葉おねえちゃん、お姫様ってまいにち石を宝石に変えなきゃいけないの?お店番しながら宿題やるより、ずっとつまんないね」 「うーん…でもそうしないと、王国が貧乏になって滅んじゃうかもでしょ?」 「お姫様がひとりで頑張らないとだめな王国なんて、滅んじゃったほうがいいよ!」 それを聞いた彼女は思わず声をあげて笑った。 そうだね。そんな王国、滅んじゃえばいいよね。 |
奇跡が落ちてきた | ダクトの狭い隙間から見えたあの子は、まるで童話の世界から抜け出してきたみたいに輝いてた。 そう、あの子こそが本物のお姫様で、私はただの囚人。 ひどいよ神様。あの子はあんなにたくさん持ってるのに… 少しくらい、私に分けてくれてもいいじゃん。 そう思った瞬間だった…あのヘアピンが、音もなく落ちてきたのは。 |
冬の名残り、夢の足跡 | TOPSの幹部と調査監督チームが到着したその場に、ちょうど学校帰りの柚葉と真斗もいた。 VIPを迎える車のために場所を空けなければならず、柚葉たちの乗った飛行船が空中での旋回を強いられたあとだった。 ヘトヘトになりながら歩道橋を渡ると、大勢の報道陣たちがVIPを取り囲んで下を通り過ぎる。人だかりの中でも、ひと目であの子だとわかった。 その夜、柚葉は夢を見た。記者たちに囲まれて歩道橋の下を行くのは、あの子ではなく自分…そして道の果てには、柚葉のために用意された「玉座」が…… もうずいぶん長いこと、こんな夢は見ていなかった。 起き上がって水分を取りながら、昼間に誰かが言っていたことを思い出す。 「なにが専門家を集めた調査チームだ!人数合わせか知らんが、お金持ちのお嬢様なんか入れやがって!」… 「ねぇかまちー、いる?」 窓を開けて小声で呼びかけると、小さなモフモフが窓の外から顔を覗かせた。 「ちょっと思いついちゃった。明日の夜、面白いことしよっか?」 |
上記は浮波柚葉の心象映画「凸3」「凸4」「凸5」です。ストーリーでは語られていなかった出来事や、柚葉の心情を知ることができます。
この情報があるかないかで、なかなか柚葉の見方もかわるのではないでしょうか。最初アリスに対して結構冷たかった理由もよくわかります。
ポーセルメックスの晩餐会

2章の物語はポーセルメックスから来た晩餐会のお誘いから始まります。
1章で起こった讃頌会絡みの問題について、TOPSの圧力によりニュースなどで大々的に報道されたりはしなかったが、大きな事件であっただけに市内には知れ渡っているそうです。
しかし、ポーセルメックスは今まで通り輝磁の事業を疎かにすることはできません。
なので、安全意識のアピールのためにTOPS主導で「2週間の安全調査」を行うことになります。
物語中この「安全調査期間」であることが、今回の話で結構大事だったりします。
アリスが衛非地区に来た理由であったり、ダミアンが交渉に乗った理由で一つであったり、勢力の立ち位置であったりと、キャラの言動にも関わってくるので、念頭には入れて置いた方がいいです。
晩餐会の目的は顔合わせと勢力ごとの意思表示って感じです。因みに、恐らく選定をしたのはダミアンですが、主催者は「共同CEO」のお二方っぽいです。
あとイーシェンの今後の方針的に「雲嶽山」はポーセルメックスと仲良くするつもりはないらしいですね。
旧都陥落後の話的に当然ではありますが、今後の話的にもあえてこの発言をいれている可能性はあるので、一応頭に入れていてもいいかもしれません。
算術で補修になってる姉弟子可愛い笑
ポイント
- 1章の事件はTOPSの圧力で大々的には知れ渡っていないが市内には広がっている
- 安全意識のアピールでTOPS主導の安全調査が行われる
- 雲嶽山はポーセルメックスと仲良くするつもりはない
- 姉弟子は算術の補修で今回のストーリーは欠席
ダミアンによる解説

ダミアンは1章で「責任者」というイメージが強く、安全管理も任されていそうでしたが、ホロウが絡む安全管理はグループ上層部から他の担当者が任命されていたそうです。
1章の件で前任の担当者が責任を問われ任を解かれたことで、2章では安全面に関してもダミアンが責任者となっています。ダミアンのメインは生産管理らしいです。
招待した面々は大方きており、特にTOPSの上層部は全員出席しています。ここで、ポーセルメックスとTOPSの関係が今でも強いことが描写されています。
TOPSはゼンゼロにおいて無視できない「敵枠」ですからね。これでダミアン実装は今の流れだと厳しそうです…
キャラ人気でそこら辺の方針は柔軟に変えるイメージがゼンゼロ運営にはありますが、いまのところはそのつもりが無いかもです。人気あるしメインに近いキャラとかにはなるかも。
ここで重要な情報としては「市政」と「軍」の反応です。市政側にも防衛軍にもポーセルメックスは招待状をだしています。
市政
市政側の誰一人として参加しておりません。関係はあまり良好とは言えず、市政は不干渉の状態を維持するようです。
衛非地区には手を出しにくいようですね。だからこそ市長はイーシェンを介して主人公達に関わっているのかもしれません。
軍
「軍」が輝磁の一番の買い手であり、輝磁の扱いについてかなり揉めているそうです。
しかし、輝磁生産の主導権や一部のコア技術はTOPSに握られており、輝磁が無ければ軍も困るので、お互い付け込まれないようピリついてるとのこと。
今回軍を代表してきたのが「イゾルデ」です。軍属ではなく「研究顧問」として参加しています。
「軍の主要人物」ではななく、「軍関係者の民間人」としての参加です。この微妙な立ち位置の人を参加させることで、
「一応今回は件は追及するつもりはないけど、味方する訳でもないしそこまで関わらないよ」
という感じの意思表明をしているそうです。
軍の注文にポーセルメックスはちゃんと対応はしているそうなので、隙は見せずに済んだとダミアンは解釈しています。
しかし、知っての通り本当はバリバリの軍人で階級は「大佐」です。「士官」クラスですね!
完全に偽っているのか一部あってもいるのかは判明しませんでしたが、とにかく目的は「ポーセルメックス上層部と讃頌会の繋がり」の調査です。
「表向きは無害な感じをだしつつ、バリバリに疑っている」と考えていいでしょう。
しかし、本当に軍との関係は緊迫しているので、表立って行動はできない状態です。エレベーターのシーンで演技までしたのは、少しでもポーセルメックスと波風立てない為です。
ポイント
- ポーセルメックスとTOPSの関係は現状も強い
- 市政側はと不干渉の状態
- 軍とポーセルメックスは結構揉めていた
- 軍が輝磁の一番の買い手
- イゾルデ士官クラスだが偽って参加している
- 軍は表向きは不干渉だが、讃頌会との関係性を疑っている
共同CEO

「ルクロー」「フェロクス」ポーセルメックスの最高権力にあたる二人。ダミアンの上司にあたります。
また、この二人もライバル同士であり、水面下では争っているそうです。ダミアンの前の責任者はフェロクスの腹心であったことも明かされます。
これも後の伏線になりますね。自分の配下の者が責任者なら、いろいろと融通を聞かせて自由に研究できるし、いざとなれば責任を押し付けれます。
結局はどっちつかずだったが故に、どちらにもフェアなダミアンがその席に付けたと解釈しています。
そして、この二人が上にいる以上、どちらかに付かないとこれ以上昇進はできないが、どちらかに肩入れしてしまうと中立が崩れてしまい、失敗した場合には今の地位すら危うくなる、というのがダミアンの状況です。
結果的にはフェロクスを失脚させ、ルクローに取り入った。という解釈で今回のエピソードは終わっています。
タイムフィールド家

新エリー都でも有数の名家であり、「科学分野」で有名で、とんでもない財力をもっていることでも有名らしいです。
現在流通している浸蝕緩和剤の精錬に関する特許も、タイムフィールド家が持っているとのこと。
代々エーテル産業に従事してきた学者の系譜であり、家庭教育の一環としてエーテルの知識を体系的に深く学ぶらしい。
アリス曰く、現地調査もできないと一人前とは言えないらしく、ホロウでのサバイバル術を専門に叩き込まれているとのこと。
「タイムフィールド家の人」に関しては、今はアリスと祖父様の二人だけのようです。(アリスの発言を見ている感じ、一応お付きの人は普通にいるっぽい)
祖父様は重い病で伏せており、実質代表はアリスということになります。
最終的には浸蝕緩和剤の特許を全面公開しました。情報開示で皆扱えるようにした、って解釈しています。

ダミアンはタイムフィールド家を調査チームの信頼度上げに利用しています。
提案というか1章の出来事が浸蝕緩和剤絡みであったことから、嘘をでっちあげてアリスを脅していますね。
浸蝕緩和剤って重要だよね?ダミアン強気すぎない?って思っちゃたんですが…
あとアリスはかなり深刻な状況って感じになっていますが、実際名前だけ貸してって提案だしそこまで酷いことは言っていないように感じます。
真面目だし自分の家が悪用されるのが耐えられないってことでいいでしょうか?良ければ考えを教えて頂けると助かります。
アリスの来訪

柚葉とかまちーのイタズラに怖がったアリスが深夜に適当観を訪れます。
ポーセルメックスでの扱いがあまり良くないアリスはスタッフに頼ることも難しいので、「ルーシー」が話していた適当観にいる主人公達に助けを求めてきたのでしょう。
ルーシーとアリスは「セレスティア女学院」という同じお嬢様学校の生徒らしいです。
ルーシーが父親と喧嘩して家出中の今でも、アリスは連絡を取り合っており、結構仲が良いことが伺えます。
一度少し冷たい態度をとられている主人公達ですが、イゾルデの助言があったからか、この時点ではフェアリーにポーセルメックス・タイムフィールド家・アリスの立ち位置をついて調べてもらっていて、なんとなくアリスの状況を察していますね。
因みに柚葉のこのイタズラに繋がる話が下記の心象映画かなと⇩
アリスにトゲトゲしい態度をとっていた理由が何となくわかりますね。
冬の名残り、夢の足跡 | TOPSの幹部と調査監督チームが到着したその場に、ちょうど学校帰りの柚葉と真斗もいた。 VIPを迎える車のために場所を空けなければならず、柚葉たちの乗った飛行船が空中での旋回を強いられたあとだった。 ヘトヘトになりながら歩道橋を渡ると、大勢の報道陣たちがVIPを取り囲んで下を通り過ぎる。人だかりの中でも、ひと目であの子だとわかった。 その夜、柚葉は夢を見た。記者たちに囲まれて歩道橋の下を行くのは、あの子ではなく自分…そして道の果てには、柚葉のために用意された「玉座」が…… もうずいぶん長いこと、こんな夢は見ていなかった。 起き上がって水分を取りながら、昼間に誰かが言っていたことを思い出す。 「なにが専門家を集めた調査チームだ!人数合わせか知らんが、お金持ちのお嬢様なんか入れやがって!」… 「ねぇかまちー、いる?」 窓を開けて小声で呼びかけると、小さなモフモフが窓の外から顔を覗かせた。 「ちょっと思いついちゃった。明日の夜、面白いことしよっか?」 |
オブスキュラ

オブスキュラとは
高純度の輝磁を外殻に使った実験用反応器の一種が「オブスキュラ」とのこと。
エーテル物質をオブスキュラの中に入れると、輝磁の性質によって徐々に空気に接触させることができるらしいです。
目的としては、研究者たちはこれを使ってエーテルがホロウを離れたあとの経過を観測できるそうです。
大きく間違っている可能性もありますが、私の解釈だとオブスキュラは「ホロウ内のエーテル物質を入れてホロウ外に持ち出せる物」となります。

柚葉の「オブスキュラって棺桶に似てない?」ってセリフ通り、結構大きいです。
「コーティングが無い」という点も加味して、夏イベで出てきたスリーゲートの「カメレオン」みたいな技術と組み合わせれば、なかなか悪いことができそうですね。
しかもそれが衛非地区に300以上あるとなると、使い方によってはかなりの大事になるのではないでしょうか。
オブスキュラは次のエピソードでも結構大事そうなので、とりあえずこのアリスの説明は頭に入れて置いた方がいいかもしれません。

「サクリファイスとおなんなじヤな気配がしたような…」
考察の範囲になるのですが、壊れる前に入れていた中身から気配を感じたのではないかなと考えています。
もしこのオブスキュラの中身がサクリファイス関連なら、アウトロでやったようなサクリファイスを市街にバラまいて混乱を起こせますからね。
表向きには
このパートの話の流れとしては、ポーセルメックスがホロウ内で何かしている。という可能性を柚葉と真斗の推察が聞ける部分です。
そもそもオブスキュラなんて高価な物を衛非地区の工場では取り扱ってないし、さらにそれがホロウからでた廃材品に紛れているのはおかしい。
→ポーセルメックスがリストを誤魔化してるうえに、ホロウ内でオブスキュラ使ってなにか作ってる。って感じです。
- ポーセルメックスの生産リストにない輝磁製品を違法で作っている
- 正式なリストに載っていない製品だから差額をちょろまかしている
- 衛非地区の工場でオブスキュラ(高価)は取り扱っていない
- ホロウから出た輝磁製品内からオブスキュラが出てきた
泅瓏囲

白い髪の幽霊
「月」の嘘だと思われた白い髪の幽霊の話しは本当で、正体は「ミアズマフィーンド」のことでした。
「鳥みたく金色の翼が生えてたんだ」なんて言うから、調査中で飛び回るイーシェンのことかな、って一回思ってしまいました笑
イゾルデ

イゾルデは軍の戦友の遺族に会いに毎年泅瓏囲を訪れているらしい。戦友の名前は会話の流れ的に「マクシム」かなと。
軍は旧都陥落を防げなかったことや、前衛部隊以外の被害者や遺族にまで補償が出来なかったことなどあり、一部から反感もあるそうです。
トリガーの秘話で先遣部隊の遺族が補償を多く貰っていたのが結構印象的でしたからね。
因みにここで「君たちの言うところの『何にもできない大人』なんだろうな」と自虐しています。
完全に山道で話を聞いていましたね。結構刺さったのかもしれません。言ったのは柚葉です。
イゾルデがオブスキュラの流れてきた場所を特定した地形学は解説できません。全く理解できませんでした笑 あとダンテが用意したボート小さすぎる真斗入らない笑
閉鎖した研究所

オブスキュラの出所を探していると研究所を見つけます。ここは狛野君が言っていることまんまですね。
ミアズマが増える前はエーテル濃度が安定していて、最先端の設備が整っていたことから、わざわざ学者が視察にくるほどの研究所だったとのこと。
ここがちょっとした伏線になっています。「学者」はタイムフィールド家などの科学分野の人を指しています。
この情報が「アリスの父親が来ていた」という話の流れに繋がるわけです。過去に輝磁の生産工場の視察として訪れていますね。
恐らくですが、向かう時にやたら「排水管」などの水路の話をしているので、後の下水から海に脱出する方法を示唆しているようにも思えますね。
エーテル爆薬

アリスをずっとつけていた輩から、オブスキュラを追って調べた研究所にエーテル爆薬を運び込んでいることを突き止めます。
爆薬を運び込んでいる理由は「讃頌会との関係や実験の証拠」と「ミアズマフィーンド」を研究所ごと吹き飛ばして証拠隠滅を図る為です。
イーシェンとリンの会話で「敵は思い通りにいっていない…ってこと?」は、ミアズマフィーンドが暴れてフェロクスも困っている。ってことを指しています。
ポーセルメックスと讃頌会

研究所にて、讃頌会とポーセルメックスが繋がっていた事実が発覚します。詳しく言えば7、8年前からフェロクスと讃頌会が繋がっています。
フェロクス個人の計画であり、これにはルクローもダミアンも関わっていません。
内容としては「プロジェクト・ニューリース」という名の「輝磁の純度限界を超える精製技術の研究」であり、十数名の身寄りのない子供を被検体とし人体実験も行っていました。
ラマニアンホロウの中の実験施設から出ることなく、空気洗浄と浸蝕緩和剤で無理やり浸蝕を抑えながらの生活であった為、柚葉以外の被検体は全員耐えきれず死んでいます。
特別強いエーテル適正と特殊な抗体を持っていた柚葉だけが実験の生き残りとなります。
ここら辺少しごちゃごちゃしているので、私なりに解釈してわかりやすく分けてみました⇩間違っている可能性もあります。
ポーセルメックス
輝磁の実験がしたいから讃頌会の手を借り、技術、知識、成果などを賛頌会側に求めていた。
その代わりにポーセルメックス側は研究所を改造して拠点・実験場・聖堂などを提供していた。
讃頌会
ポーセルメックス側に技術提供をする代わりに、拠点・実験場・聖堂などなどの自分たちの実験に必要なものを求めた。
主にサクリファイス及びオブスキュラを使った計画の準備を進めていた。
讃頌会の意図
目的が達成されたから

ここで思うのでが、なぜ讃頌会はポーセルメックスの求めるものを提供しなくなり、ミアズマフィーンドを置いて姿を消したのか、という点です。
理由はいくつか考えられます。まず、「目的を達成したから」という点です。
讃頌会の目的が自分達の実験を達成させ、オブスキュラを設置すること。であったのであれば、輝磁に強いポーセルメックスの手を借りたのも納得出し、目的も達成されました。
あとはミアズマフィーンドを置いて場を混乱させ、手を組んだポーセルメックス側を潰せば任務完了です。
イーシェンが言っていた意図に関しては正直わかりません。なので、今ある材料で言えば上記のことが理由なのかなと。
メヴォラクの考え
メヴォラクが「讃頌会の使い」を名乗り表れ、ランドンが亡くなって行き場を失った信徒に衛非地区で拠点を用意させたそうです。
ポーセルメックスとの協定を結んだ後、メヴォラクは司教に選ばれています。
メヴォラクは「始まりの主は自ら望まぬ者を再創しない」と公の場で表明し、ポーセルメックス側の人体実験を継続する提案を断っています。
ロアのように、信徒ではない一般人にまで手を出すやり方は賛同できない人もいるらしく、ロアは罰をうけたらしいです。「始まりの主」の言うことを聞かなかったとのこと。
唯一の成功体である「ES-07」にも逃げられていますし、ここにいる意味がなくなったのかもしれません。ここらへん情報少なくて、私には考えを広げることは難しいです。

因みに、オブスキュラ・聖堂・資料が見つかった場所は讃頌会側がメインの拠点であり、リンが気絶させられた後に閉じ込められたのが、ポーセルメックスと讃頌会が共同で研究してた柚葉がいた研究所になります。
ここのシーンから明らかに柚葉が指揮をとり始めますからね。
資料を見て察する→連れてこられた場所が昔いた研究所だった。って感じかと。
手下を締めあげて地図を見た時に「ふーん…やっぱり」とも言っていますね。
ミアズマ・フィーンド

メヴォラクが作り出した怪物。Hoyowikiの区分が「サクリファイス」ではなく「エーテリアス」であったことから、サクリファイスではないと判断しています。
ミアズマフィーンドは、イーシェンのミアズマに残した記憶を媒介に作られているらしく、儀玄とも儀降(姉)とも関係はない。
イーシェンの発言から解釈するに、イーシェンの記憶に残る姉に関するトラウマ(執念)をエーテリアスに無理やりぶち込んだ化け物って感じかなと。
ミアズマからエネルギーを吸収し回復することができ、さらに特殊なコアをもっている。イーシェンの術によって回復を絶ちコアを露出させることで退治しています。
オボロス小隊

ポーセルメックス上層部と讃頌会の繋がりを疑問視する防衛軍の命を受けて潜入調査中です。小隊のメンバーはイゾルデが到着する一週間前から山に潜伏しています。
主に監視の対象は「ダミアン」「ルクロー」「フェロクス」の三人で、フェロクスを担当してた「シード」が適当観を襲撃しようとした手下を発見しています。
「ホワイト・パイナップル・ポニーテール」はさすがに声出して笑いましたね笑
浮波柚葉 過去
柚葉の過去に関してはここで纏めて記載します。

柚葉は物心がついた頃にはファヌス区を放浪していたとのこと、浮浪児(戦争孤児などにあたる子)として厳しい生活をしていました。
そんな生活もあって栄養失調により、夜盲症(暗い空間での視力の低下)となってしまい、いつも蝋燭が手放せなかったことから「ロウソクちゃん」と呼ばれていたそうです。
後に被検体「ES-07」として、フェロクスの「プロジェクト・ニューリース」という輝磁の純度を高める人体実験に参加させられてしまいます。その際に研究員から「柚葉」と名付けられます。
非道で命に係わる実験でしたが、そもそも生きていくこと自体困難な状態であった為、実験体としても「生きているだけでラッキー。」と自分に言い聞かせながら生きていました。
ラマニアンホロウの中の実験施設から出ることなく、空気洗浄と浸蝕緩和剤で無理やり浸蝕を抑えながらの生活であった為、柚葉以外の被検体は全員耐えきれず死んでいます。
特別強いエーテル適正と特殊な抗体を持っていた柚葉だけが実験の生き残りとなります。
「血清に含まれる高親和性免疫グロプリンは、輝磁成分の重合反応を効果的に促進できると判明…」
柚葉は血液に特殊な抗体を持ち、それを触媒に輝磁の純度を極限を突破するまで高めることが可能とのこと。
研究員が「浸蝕免疫化実験」というワードを発していましたが、その実験内容については詳しく語られていないので、「薬によるホロウ内での生存」を指していると解釈しています。
「ホロウから出さないこと」も実験内容の一つだったのかと。
アリスと柚葉

奇跡が落ちてきた | ダクトの狭い隙間から見えたあの子は、まるで童話の世界から抜け出してきたみたいに輝いてた。 そう、あの子こそが本物のお姫様で、私はただの囚人。 ひどいよ神様。あの子はあんなにたくさん持ってるのに… 少しくらい、私に分けてくれてもいいじゃん。 そう思った瞬間だった…あのヘアピンが、音もなく落ちてきたのは。 |
ここでまた凸で言及されているシーンがあります。
ストーリーではアリスのことを興味本位に見ていた程度の描写でしたが、結構アリスのことを羨んで見ていたようです。
お姫様願望が強かった柚葉にとって、アリスはまさに憧れの対象だったことがわかります。
アリスの父と柚葉

仕事で来ていたアリスの父に、柚葉は偶然発見されることになります。一目で非人道的実験をポーセルメックスが柚葉に行っていることに気づいたアリスの父は柚葉を逃がします。

下水から海に出てホロウの脱出に成功します。その後は泅瓏囲の浜辺で黎宝栄(リー・バオロン)に拾われ養女となります。
ダミアンとの交渉

ダミアンとの交渉材料にアリスは浸蝕緩和剤の特許を無償でポーセルメックスに譲渡します。
まぁここは見たまんまで、結局タイムフィールド家は特許を全面公開したので、ポーセルメックスが独占できなくなった、という話です。
ここで出た追加情報は「ポーセルメックスがジョナサン財団に依存せざるを得ない状況に不満があった」という点かなと。今後の話で絡んできそうです。
怪啖屋

インターノットフォーラム(専門掲示板)を利用して「怪啖屋」という、「あらゆる不思議な話を共有、解決する」活動を「柚葉」「真斗」で行っています。
それに「アリス」が加わり、たまにパエトーンも参加したります。
掲示板でブリンガーについても触れていたりと、物語に関わる投稿も見られたりします。
ゲーム的にも結構面白い立ち位置の陣営になりましたね。何らかの情報が出た時には情報提供者の情報欄に目を向けるといいかもです。
そこには「怪啖屋」と書かれているかもしません。
黒枝

TOPSから「なんとかの黒枝」という人たちが介入したらしいです。
まじでなんもわかりません笑
考察もでないです。
そんなよくわからない人たちのおかげで、柚葉の安全は保証されているとのこと。今後出て来るんですかね。
ここまで見てくださってありがとうございました。
間違っている点も多いと思うので、気軽にコメントで教えて頂けると嬉しいです。
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