浅羽悠真 エージェント秘話「此処に眠る者」【ゼンゼロ・ストーリー解説・考察】

悠真 エージェント秘話「此処に眠る者」

エージェント秘話「此処に眠る者」についての記事です。個人的なメモとして書いています。

併せて考察だったり感想も書いています。間違っている点も多いと思うので、何か相違点や意見要望ございましたら気軽にコメントくださいな。

※ネタバレ含みますので注意

追記・修正中

浅羽悠真のエピソード

「此処に眠る者」を遊ぶ前に見た方良い動画が下記の二つです。

悠真の心境であったり、どんな境遇にあるのか何となくわかります。とりあえず『カラスが止まった日』は見ておくべきです。

『絵本』に関しては、見た方が悠真の心情をより知ることができます。ストーリーには関係ないですが、よりストーリー楽しみたい、悠真のことを知りたい、という方は見るべきです。

カラスが止まった日
絵本

浅羽悠真 エキシビション「カラスが止まった日」

秘話を見るに、「エーテル適性減退症候群」や過去に受けた研究の影響により、エーテリアス化してしまう悪夢に苦しんでいる様子です。

二回目に悠真が起きた時にはチョーカーをすでに着用済みな点であったり、「白いカラス」による不可能を意味する描写であったりと、考察されているポイントが多いです。

悠真 信頼

夢の内容については、悠真と映画を一緒に観る信頼イベで言及されていますね。この映画の内容と自分の境遇を重ねていることが推察できます。

悠真 誕生日

「誕生日おめでとう」「よくここまでこれたもんだ」

「エーテル適性減退症候群」を患って、その年齢までよく生きたもんだ、って言いたいのはわかるんですが、誰からのメッセージからなのかはわかりません…

一応今の担当医である「悠真を診ている長年の主治医」だと思っています。皮肉めいた話し方していますし、関係を見るにこの文章でも違和感を感じません。

因みに、沖田総司の命日は「7月19日」らしいですよ。

主要人物

浅羽悠真(アサバハルマサ)

浅羽悠真

「浅羽悠真」は対ホロウを目的とした公的組織「H.A.N.D」に所属している執行官。

「H.A.N.D」の中でも「対ホロウ特別行動部第六課(対ホロウ6課)」に所属しており、弓を武器として戦う。

「天才」と呼ばれるほど、幅広く高い技量と戦闘能力をもっており、対6課の課長である「星見雅」に認められ、選考されるほどの実力。

「エーテル適性減退症候群」を患っており、その影響もあって高いエーテル適応体質を持っている。

過去に病気を患っていることが判明したことで、診察にきた病院で家族に置き去りにされてしまう。

師匠に引き取られ養子となり、弓や剣の扱いを教わる。しかし、その師匠に関しても悠真の髄液を原料として薬の製造実験を行っていた。

要点

  • 「対ホロウ特別行動部第六課(対ホロウ6課)」に所属
  • 能力が高く「天才」と呼ばれており、星見雅に認められている
  • 「エーテル適性減退症候群」を患っている
  • 両親に捨てられ、師匠に拾われた
  • 師匠は薬の研究者だった

師匠

弓や剣術を悠真に教えた師匠。エーテル適応の違法薬物を最初に作った人で、刑の執行前に失踪し、現在は指名手配されている。

違法薬物となった理由として、一時的にエーテル適正を上げる薬は作れたが、強い副作用を取り除くことが出来ず、その点が裁判にかけられ有罪となった。

両親に捨てられた悠真を拾い育てており、悠真に唯一の家族を言われている。

しかしエーテル適正を上昇させる薬の研究には悠真の髄液を利用していた。

最終的には当初の研究を拒否し、悠真専用の治療薬を作ろうとしていたが、完成には至らずその研究のせいで、有力者に制裁されエーテリアとなってしまった。

エーテリアスとなった後も悠真専用の薬をずっとホロウで守っていた。

黄色いハチマキをしており、自分の最後が近いことを察した時に悠真にハチマキを授けている。

要点

  • 悠真を育てた人
  • 悠真の髄液でエーテル適正を上げる薬の研究をしていた
  • エーテル適正の薬の実験を拒否し、悠真専用の治療薬を作り始めた
  • 自分の最後を察して悠真にハチマキを授ける
  • エーテリアスとなっても悠真専用の治療薬を守り続けていた

霧島(キリシマ)

「有力者」によって薬の研究を続けており、「エーテル適性減退症候群」の患者を囲い、髄液を採取して非人道的な薬の実験をしていた。

研究のメンバーであったようだが、「違法な実験だと知らなかった」という体で罪を逃れている。

過去には悠真に「お兄ちゃん」と呼ばれていたらしい。一応悠真には「兄弟弟子」を名乗っているので、教え子的な位置だった可能性もある。

エーテル適正を高める薬物

エーテル適正を高める

最初は悠真の明らかな仮病に対する六課の反応から始まりますね。雅は納得し、柳はやれやれ感はあれど悠真の言うことを了承します。

柳は注意している側に見えますが、悠真が沢山休んでもクビにならないようにうまく調整しているあたり、一番悠真に協力的とも考えれますね。

このパートの最後に、雅も悠真と同様にサボろうとすると「課長はだめです」と遅刻すら許さない勢いです。悠真が特別扱いされていて嬉しい描写ですね。

仕事の話しで治安局がポートエルビスでエーテル適正を高める薬を押収したことを聞きます。

雅の話によれば、何年も前に同様の薬が同じように出回ってたそうです。

一時的にエーテル適正を高めることはできたが、強烈な副作用により結局エーテリアス化してしまったとのこと。

この時に出回っていた薬が、悠真が髄液を抜かれていたタイミングで、師匠たちで研究が活発に行われていた時のことを言っていると思われます。

薬の一件について放った雅の言葉に対して、

「とはいえ強者なんて、この世にほんの一握りもいないんだ。」

と悠真が反応しているのが切ないですねぇ…天才と呼ばれながらも、悠真がどの立ち位置で物事を見ているかわかる描写がされています。

悠真の状態

悠真 状態

ビデオ屋に悠真が訪れるシーンですが、「ノックを一回しかしない」ことで、「やっぱり悠真だ!」と言われています。

普段あれだけおちゃらけてるいる悠真ですが、病気の症状は確実にあり、ノックをすることすら負担になることを描写しているように思えますね。

武器が弓な理由は移動が少なくて済むから、と発言もしていたりしますし、省エネキャラであることを表しているシーンでもあるかもしれませんが、ここまで露骨だとやはり悠真の状態が良くないことを強く感じます。

(何か他にもっと単純な理由や、別の意味がある場合は是非教えて欲しいです)

因みに「エーテル適性減退症候群」は人によって病気が作用する箇所が違い、悠真に関しては「肺」「心臓」に作用するとのこと。

セスとの関係

悠真 セス
  • 悠真とセスは同じ学校の出身
  • 学年違いでセスが後輩
  • 悠真はセスの兄と関係あり

悠真のセスくん呼びにモブ治安官が驚くのいいですよね笑

悠真とセスは同じ学校の出身ということがここで明かされます。学年が違いセスは後輩にあたります。

悠真はセスと知り合いというより、今後実装すると期待されている「セスのお兄さん」と仲がよかった?関係がある?ようです。

後のセスによる、人の道理を通す説教を聞いて「あのお兄さんの薫陶を受けて こんな弟が育つんだからさ。」と言ったいたことから、セスのお兄さんはかなりの人格者である可能性がありますね。

かなり皮肉めいた言い方なので、薫陶とは言っていますが、「あの兄からこんな良い子が育つなんて」の意がしっくりきます笑

セスとの関係で良いのが、信頼イベにて秘話のプチ後日譚があることです。モヤモヤしていた部分をちゃんと晴らしてくれます。

エーテル適性減退症候群

エーテル適性減退症候群
  • 浸蝕症状が出ず、突発的にコアが発生しエーテリアス化する
  • 生まれつき虚弱体質の人が罹患する疾病
  • 常人より高いエーテル適正を発揮する
  • エーテル適性減退症候群は今のところ治療法がない

「エーテル適性減退症候群」は末期に差し掛かると、一気にエーテリアス化してしまうそうです。

この病気に罹ったら、「もって20歳」だそうです。悠真の年齢が二十歳前後だと考えると、もう末期になっている可能性も高いでしょう。

そう考えると、悠真がいつ、突然、自分がエーテリアスになってしまうかもしれない。という不安に駆られるのも納得できます。

悠真の過去

悠真の過去
  • 両親に病院で置き去りにされる
  • 師匠に引き取られ養子となる
  • 毎日首に針を刺され続け髄液を抜かれる

病気が発覚した頃、診察を待つ間に家族から置き去りにされてしまいます。この影響で「犠牲」「見捨てられる」などの行為に意識が向くようになっていますね。

悠真が苦い物ばかりを口にする理由は、過去に苦い薬を沢山摂らされていたことが影響しています。

捨てられ、つらい闘病生活をしているにも関わらず、師匠との明るい幼少期が健気でしかたないです…

因みに、チョーカーは首の針跡を隠すためとのこと。

師匠からは弓だけでなく剣術や道理についても教わったと語っていますが、師匠何者なんですかね?

他の奴らが結果が出せない中、成果をだし実験を進めれるほどの研究者でもあり、弓や剣術まで扱えるってかなり能力が高く多芸なキャラです。

師匠の末路

師匠 エーテリアス

霧島の目的が師匠の遺した薬であったと発覚したタイミングで、師匠がエーテリアスとなっている事実も発覚します。

師匠が陥れられたのはわかるのですが、具体的に何があったかは判明していませんね。

霧島は「俺はこの目で、あいつが浸蝕されるところを見たんだからな!愚かにも「有力者」に盾ついた男の妥当な末路だ…」

と言っています。目の前で浸蝕っていうと、ホロウに連れられでもしたんですかね?治療薬を持って?状況がちょっとよくわからないです。

ここで師匠は悠真を庇っていたことが判明するのが唯一の救いです。「最後の最後に実験を拒否した」といのは、実験が完成しそうだったし、悠真も限界が近かった、という解釈でいいんですかね?

それにしても『新世界の神となる!』はあまりにライト君過ぎる…これ言う奴絶対成功しないって笑

師匠の治療薬

師匠が守っていた薬を悠真が自分に使用します。「一滴でも残っていれば」って言われたからって自分に全部使っちゃうなんて…私なら遠くにぶん投げます。

この時の悠真はだいぶ浸蝕されていますね。コアが出る一歩手前だと思われます(コアが出るとアウトの認識)

ここ少しだけ引っかかったのですが、エーテル適性減退症候群だと一気に悪化してコアまで出るじゃないの?って思ってしまいました。

まぁ、それを言うとさすがに細かいので、あの一気にエーテリアス化した少年に関しては、薬の実験台にされていたのと、病気の影響の両方があったから、ということにしました。

悠真の治療薬

ハルマサの治療薬

最後に死ぬつもりで自分に打った師匠の薬ですが、実際は悠真専用の治療薬でした。悠真を知り尽くしている人にしか作れない特効薬だったのです。

師匠は実験の途中で悠真を治す為の薬を作っていました。残念ながら完成はできていなかったですが、死地から回復できるほどの効果があったとのこと。

ほぼ願望に近いのですが、私的にはこれで「エーテル適性減退症候群」自体をかなり抑えることに成功し、寿命も延びているんじゃないかと考えています。

設定的にこの病気「もういつ死んでもおかしくない」みたいなものですが、これからは「いや、師匠の薬打ったし結構大丈夫…!」みたになっていたら嬉しいなと笑

ゲーム的にも悠真がそのままじゃハッピーエンドにできないですからね。

「エリクサー P07」と悠真

悠真 讃頌会

霧島が捕まったことで「有力者」が、かなりの大物(ビックネーム)であることが判明しました。

今のメインストーリー的に、「讃頌会」って考えるのが妥当かなと思います。

そしてやはりここで出てくるのが「5章:星流れ、神鳴の奔るが如く」に出て来る「エリクサー P07」です。

エリクサー P07

このシーンを見た時に誰もがハルマサのことを思い出したでしょう。それだけでなく、ブリンガーに薬を射ち込む際にもハルマサを示唆する描写があります。

ハルマサ ブリンガー サラ

サラがエリクサー P07をブリンガーに打ち込む直前、一度ハルマサを照準にいれます。これは、今から射ち込む薬にハルマサが関係あると暗に製作者が伝えてるとも読めます。

まぁ全然関係ない可能性も十分にありますが笑 

ここまで読んでいただきありがとうございます。間違っている部分や知識不足な点も多いと思うので、是非コメントで教えていただけると嬉しいです。

ゼンゼロいろいろと複雑だし、知ってても抜け落ちてたりするんですよね…

気軽にコメントしてください待ってます~

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