「星流れ、神鳴の奔るが如く」ストーリー解説・考察【ゼンゼロ】シーズン1第5章
メインストーリー・シーズン1第5章「星流れ、神鳴の奔るが如く」の解説記事となります。
併せて考察だったり感想も書いています。間違っている点も多いと思うので、何か相違点や意見要望ございましたら気軽にコメントくださいな。
※ネタバレ含みますので注意(シーズン2の内容を含みます)
追記・修正中
過去・用語・勢力情報
星見雅 キャラ情報
用語・勢力情報
讃頌会・サクリファイスの解説
主要人物
星見雅

「星見雅」は対ホロウを目的とした公的組織「H.A.N.D.」に所属にしている。
「H.A.N.D.」の中でも「対ホロウ特別行動部第六課(対ホロウ6課)」に所属の責任者・課長。
「対ホロウ6課」は前線を張る部隊で、高い戦闘能力を持ったメンバーが集まっており、その中でも星見雅は圧倒的強さ有し、「切り札」と呼ばれていた。
その強さからいくつもの功績を挙げ、エリー都災害鎮圧の要となった人たちに与えれた称号と同じ「虚狩り」を二つ名に授かっている。「レルナ」討伐を機に対ホロウ6課を創設した。
雅の虚狩りとしての名は都市で誰もが知る存在となり、ファンクラブが出来るほどに多大な人気と信頼を得ている。
星見家の跡取り
「星見家」はエリー都で名高い武術の一家で、3代目当主は初代虚狩りの1人になっている。
雅はその星見家の跡取りとなっており、星見家に代々伝わる妖刀「骸討ち・無尾」の最高の担い手として期待されている存在。
現在の星見家当主は父の「星見宗一郎」であり、雅の母親は早くに亡くなっている。
※星見家の過去や雅の幼少期と母親については「星見雅ショートアニメ「英雄の旅路」」にて観ることができます。
骸討ち・無尾


星見家のかなり独特な方法によって生まれた妖刀。初代当主から代々受け継がれてきたそうです。
特殊なエーテル素材と技術によって作られており、とてつもないエーテルエネルギーを秘めているとか。
厄災をも斬り伏せる大きな力を秘めているが、力が暴走した際は所有者の精神を蝕み、無差別に斬りかかってしまう危険性がある。
チャールズ・パールマン

第一章でヴィジョン・コーポレーションの代表として登場。まん丸体型と小物ムーブが特徴でなんとなく憎めないキャラ。
表向きは期待の民生プロジェクトとして旧都地下鉄の改修工事を請け負ってたが、旧都付近の工事エリアである通称「カンバス通り」での爆破解体の不正や陰謀が暴かれ、罪を問われる身となった。
3章で郊外に逃げ、4章でカリュドーンの子に匿われている状態で5章が始まる。
サラ

明言はしてないが恐らく讃頌会のメンバー。キャラ的に完全な信徒なのかも少し怪しい雰囲気があり謎が多い。
ヴィジョンの地下鉄改修プロジェクトなども裏ではサラが全て仕切っていた。そこそこ出てきていますが、決定的な情報が少ない印象。
ジャスティン・ブリンガー

ヤヌス区治安総局副総監をしていて、ヤヌス区総監となるべく選挙活動をしていた。
救援活動の途中のホロウ内で、一つしかない耐浸蝕装備をまだ子供だった朱鳶に譲ったという聖人エピソードがあり、朱鳶にとっては命の恩人でもある。
さらに一度ホロウ内で死んだと思われたが、奇跡的に生還したことで「ホロウを征服した英雄」と呼ばれ英雄視されるようになった。
しかし、ホロウから帰還後は人が変わったような態度になり、権力にすり寄るような態度が目立ちTOPSとも関係があるように見られ、多くの人から嫌悪されるようになっている。
ブリンガーの情報纏め
- ホロウから生還後のブリンガーは「讃頌会」の信徒となっており、組織の為に表の世界で権力を握ろうとしていた。
- ヴィジョンの策略・モニュメントの中身回収・千面相の襲撃・ツールド・インフェルノでの不正などなど、一章のだいたいの悪事を直接指示・暗躍していたのがブリンカーだと口ぶりからわかる。
- 白祇重工がブリンガーの罪証を監察官に引き渡したことにより、停職処分を受け治安総局への出頭が命じられた。
- 追い詰められたブリンガーは、妖刀の力を利用しエーテリアスに変容し、サラによって「Elixir P07」を射ち込まれパワーアップした後、星見雅に一刀両断にされた。
- パエトーン兄妹を見て「カローレ・アルナ」の名を出した際、「…あれの教え子だったか…」と言っておりカローレ・アルナを知っている様子だった。その兄妹を巻き込んで自爆しようとした。
- ホロウ内で負傷し、致命的なほどにエーテルに浸蝕され、完全に助からない状態となっていた。
- ブリンガーが様子が変わった原因として、ホロウ内で見た光景によるものだということがわかった。(音声データ)
「俺は…神の奇跡を見た…そうとも、あれの言うとおりだ…ホロウと対立する限り、人間は永遠に真の力から遠ざかるばかり…ただ、一切を受け入れることだけが唯一の正しい道なのだ。この力を受け入れるてこそ…全ての人間が生き延びることができる。始まりの主よ、どうか我に恩寵をーー!」 - ブリンガーがホロウから出てきた時は浸蝕症状が一切見られず、数人の市民を帯同していたとのこと。
サクリファイスやブリンガーが5章の後にどうなったかは下記の記事で解説しています。
簡単に説明すると、讃頌会絡みに事件は扱いが慎重で、あまり情報を公にしたくないらしく、事件は世間的に「ブリンガー個人がやらかした」ということになったとのこと。
いままでの黒幕について

5章はパールマンが「裏で糸を引いていたのは治安官のブリンガーなのだ!」と、説明しているところから始まりますね。
これまでの事件の黒幕は「ブリンガー」であった、ということを示しており、シーズン1の最終章の集約的ラスボスとしてブリンガーに目を向けることになります。
サラも同じくらい絡んでいるんですけどね。サラは今後も「暗躍する敵の表役」として登場するので、ここではブリンガーを倒して一区切り、というストーリーになります。
千面相やホワイトノイズなどの詳細がハッキリしない勢力は出たものの、シーズン1に関しては讃頌会の為にブリンガーが黒幕として動いていた。
という簡単な解釈で問題ないと思います。讃頌会・サクリファイスに関してはシーズン1アウトロの記事で解説しています。
ブリンガーの演説練習
ブリンガーの過去話

一人で演説練習するブリンガーが、とある「リーダー」について語ります。
まだ小さかった頃のブリンガーがホロウを避け荒野を彷徨いあるいていた時、そのリーダーの導きがあって、新エリー都に辿り着いたようです。
サラの「生き残りたちの英雄は…その後どうなったの?」という返答に対して、ブリンガーがこう答えます。
「彼は浸蝕症状に侵されていた。
新エリー都に到着する前夜、自分がずっと守ってきた人々の手によって荒野に捨てられたよ。」
この話が事実として、この頃はまだ綺麗なブリンガーだったはずなのを考えると、なかなか衝撃ですよね。
逆に、この衝撃的な過去がブリンガーにあったことによって、ホロウで魅せられたものに堕ちてしまった。ということを暗に示しているシーンなのかもしれません。
ブリンガーの地位

「ヴィジョンという隠れ蓑は役に立たず」
「モニュメントの中にあったものはH.A.N.D.の手の中…」
「千面相の襲撃は失敗し、」
「郊外の愚か者は、鄙びた土地から権力を奪うことすらままならない!」
全部説明してくれてますね。「サクリファイスのサンプル」はモニュメントの中身を指していると考えていいでしょう。
千面相に関しては星見家のデータ取れたし、テキストだけで「逮捕」ってあっさり片づけられたので、もう今後は出てこないと勝手に思ってます笑
ホワイトノイズ(本人)に関してはもうわかんないですねぇ…フェアリーに関わっていたことや、今回の星見家の情報を持ってきたことを考えるに、後々重要な場面で出てきそうな感じはしますね。
ここで一つ讃頌会関連で明らかになった情報として、「サラとブリンガーに位の差はない」という点です。
後々サラが「司教様…計画は順調でしょうか…?」という司教に対して敬った言葉遣いをしていることから、司教よりは位が低いということがわかります。
パールマンの扱い

いろいろと白状し始めたパールマンは、今までの事件は自分が企てたものではなく、サラとブリンガーの意志で遂行されていたことが明らかになります。
ここで私がちょっと笑っちゃったのが、1章の感じからして、サラが言葉巧みにパールマンを騙して操っていたと想像していたのですが、実際は提案も発言権も一切ないような状態たったようです笑
扱いもあまりよくなかったようで、簡単に切り捨てられたのも納得です。
サラがあそこまで思い切った企みができたのは、治安局で地位のあるブリンガーのおかげでもあったようですね。
ここで地味にパールマンがファインプレーをしていて、今まで行った計画に関するメールや書類のバックアップを取っていたようです。
そのバックアップは工事関連の書類にまぎれさせたとのこと。工事と言えば白祇重工ですね。
一応このバックアップによって、最終的にちゃんとブリンガーが犯人と判明し停職処分&治安総局に出頭が命じられます。
暴走の原因

H.A.N.D.と邪兎屋が一触即発の展開でサラたちの手下が襲撃してきます。
ここかなり重要なシーンなのに後々も説明が一切ないですよね!?もしくは私が見落としていると思うので知っている方がいたら教えて欲しいです。
上記シーンの弾を切っている時に、無尾が暴走した原因となる痕が付いており、この弾に何らかの仕掛けがされていたことがわかります。
私は見返すまで全く気にしてませんでした。「かっこいい~」くらいにしか思っていませんでしたよ笑
ブリンガーが知った星見家の秘密➡最初から狙いは刀だった。ということがわかるシーンでもありますね。
このシーンについて後々も詳しく語られてはいませんが、この弾丸も千面相の一件で得たデータを基に作った特殊弾だったのかもしれませんね。
目のインプラント

ここのシーン私的に凄く重要な場面です。後々はイアスではなく生身でホロウに入るようになりますが、結局どうやって通信とかしているかいまいち想像できない状態です。
なので、私の解釈的には「目のインプラントを通して通信を行っている」と解釈しています。
端末とかを持つのではなく、目だけ光って内部でデータのやり取りをしているのかなと…それだとめっちゃ凄いですよね。
後のシーンにて、「両目に入っているインプラントは、ある程度なら電子機器にアクセスすることができる」
とも言っているので、PC並みの電子機器が目に入っている。って考えれますよね。
H.D.Dシステムの仕組み
H.D.Dシステムは「外部からホロウを観測できないか?」という案から開発された。
その案を基に多大なリソースを投入した結果、「ホロウの障壁を突き抜ける特殊なシグナル」を発見することに成功している。
このシグナルはホロウから外に突き抜ける時に、強いエーテル干渉を受ける特性があり、解読を可能な状態にするに復元するにはシグナルを受信する側でホロウと似た環境を作る必要がある。
そして、そのシグナルを受信するための疑似的なホロウ環境を作るのに最適な媒体が「人体」であることまで判明した。
アキラ・リンの体に埋め込まれた知能水晶体はホロウデータの複合信号装置として、脳と接続して疑似的なホロウ環境を作る能力をもたらすものとなっている。
「脳と接続して疑似的なホロウ環境を作る能力」とまで言っているので、もう目を媒体としていても違和感はないかなと思います。
ホロウの特性とプロキシ

ここで少しプロキシ業がどんなものか説明していますね。いつも主人公の仕事がテキストでの事後報告だけで終わるから実態がわかりづらいんですよ…
ホロウはルートの算出だけで考えれば、私達が知っている「迷路」と仕組みは変わらないとのこと。
まぁそれでも、迷路を数学と捉えて答えを導き出す分野の人以外は全く分からないともいますが(笑)気になって調べてみたのですが一応、迷路×数学的な解き方は実際にはあるようです。(下の記事をみればイメージしやすいかも)
https://posfie.com/@mumimushunyu/p/AJhFXSi
とりあえず、どれだけ複雑であろうと基本的なデータさえ取れば、ゴールを導き出すことに問題はないそうです。
その「基本的なデータ」を取る行為が、ゼンゼロをプレイしていると度々やる「データスタンド」だったというわけです。
調査協会の調査員が主にやる仕事も、このデータの収集(データスタンド設置などのデータ集めに必要な作業)及び、設置済みのデータスタンドからデータの回収となるわけです。
そして、その集めたデータから作られるのが「キャロット」なのです。
因みに、この作業は訓練を受けたプロキシにとっては基礎的なことだそうです。
基礎がしっかりしていないプロキシに関しては、予めデータのあるキャロットを利用したり、高性能なPCに算出させているようですね。
ポイント
- ホロウのルート算出は迷路を意識するとわかりやすいらしい
- 基本的なデータさえあれば、目的地を導きだせるとのこと
- ゲーム内でよく行っていたデータスタンドがこの作業にあたる
- 調査員が主にやる仕事もこの「データの収集」と「データの回収」
- 集めたデータからキャロットが作成できる
無尾の暴走

無尾ちゃん
無尾ちゃんは妖刀の精霊です。生き物が出ていると妖刀っぽさが出るから、という設定が資料に…
無尾ちゃん自体は無害っぽい?封印が解けかけた時は焦っている様子が窺えます。
刀に吸われた時に封印が一気に緩んだ様子を見るに、妖刀の根幹に関わる存在に見えます。因みに無尾ちゃんはホロウでしか出てこないようです。
ホロウと同じ
鞘を調べると、ホロウと同じ迷路のようになっており、「何かを閉じ込める必要があった?」と主人公が疑問を持ちます。
主人公はホロウの「迷路のアルゴリズム」を適用させることによって、鞘の応急処置に成功しました。
この封印を行った「星見宗一郎」はプロキシ関連の技術も持っているのかもしれませんね。
治安官の押し入り調査

治安官が家に押しかけて来るシーンですが、この調査はインターノットでも注意喚起がされていたと話題になりましたね。

こういう細かい要素って嬉しいですよね。ゲーマーみんな大好きですよはい。

あと個人的にここの悠真かっこよポイント好きです。悠真のガチ指摘に主人公がたじたじになります。
普段おちゃらけてるからこそ、真面目な発言で威力が増しますよね。緩い笑みを浮かべてるのがまたよき。
後の柳を宥めるシーンでもそうですが、不真面目なキャラを演じつつ「冷静さ」があるのが、悠真のかっこいいところだと思います。
パールマン奪還

初見時はなんか展開が変に早くて少し置いてけぼりになりますが、結構単純な流れでストーリーが進行しています。
簡単に言うと、「パールマンを囮にして誘導し、同行していういる所に難癖つけて星見雅を連行した」っていう感じです。
パールマンの位置を探し当てたフェアリーが優秀な印象になりそうですが、囮にするつもりで攫っていましたし、位置情報は垂れ流しだったかもしれませんね。
後々パールマンのGPSが機能しており、位置情報をブリンガーは元々知っていて、あえて放置していたことが判明します。
ブリンガーの目論見
- パールマンを連れ去り囮にする
- パールマンをわざと奪還させ、爆発でルートを制限する
- 予め使われると想定した次元の裂け目まで誘導する
- 裂け目で待ち伏せする
- パールマンと同行していることに難癖付けて星見雅を連行する
星見家・無尾について

朱鳶との会話
- 星見家は長い継承の歴史がある
- 初代虚狩りを排出し、都市に多大な貢献をした
- 歴代の中にも、同様の功績を残したものがいる
- 皆、世にも稀な武人たちであった
- 代を追うごとに、星見の名声は確固たるものなった
- ある時期を境に、武術を尊ばなくなった
- 武術の代わりに政治的な力を持って、都市運営に介入してきた
- 星見家の強さには秘密があると噂されている
星見宗一郎との会話
- 無尾は星見家に代々伝わる家宝で、歴代の当主が妖を退治してきた刀
- 無尾は星見家の本家の人しか、触れることが許されない
- 宗一郎はお酒が苦手で、こっそりジュースとすり替えている
- ここで敵の狙いが『無尾』であることが判明する
- 無尾は歴代当主の力の源であり、星見家を最強とたらしめた所以と言える
- 無尾に封じられている力は『禁忌』であり、継承には極めて危険な過程が伴う
- 星見雅は本物の天才であり、妖刀の力には頼っていない
- 刀の鞘が封印の役割を担っており、完全な状態でないと刀身触れてはならない
宗一郎と朱鳶の話から解釈するに、妖刀の力を封印したことで、当主によっては武術面での恩恵を得られなかったのかもしれません。もしくは常に頼ってはられないとかですかね。
そうなってくると扱えるのは星見家が培ってきた信頼や名声になるので、それを活用して政治的な立ち回りに活かすようになったのが、今の当主である宗一郎ような立ち回りなのかなと。
それでも武術一家の家系であるから、星見雅という本物の武術の天才が生れ、妖刀の力なしでも星見家の『力』が証明できている状態のなのではないでしょうか。
とても難解な封印を施せる宗一郎も、妖刀を熟知しており、そういった面の能力もかなり高そうですね。
政治も武力も持っている今の星見家は最強な状態なのかもしれません。
旧文明が遺した災い

宗一郎の説明によって、無尾がやばいモノだということは知れましたが、イマイチどうヤバいかは知ることができませんでしたよね。
このシーンでは無尾のヤバさが伝わるようなことをサラが語ります。
『極超級エーテリアス、稀代の強者、旧文明が遺した災い』
『そして新時代の邪悪…全てを切り伏せた妖刀ーー無尾。』
上記の怨念的なもの、はたまたそういった魑魅魍魎を斬る伏せてきた者達の大きな力が眠っている刀。って考えれば結構ヤバい刀なのは想像しやすくなります。
ここで妖刀の力?データ?みたいなものは取られてしまったようです。後々ブリンガーが妖刀の力を使いサクリファイス化して襲ってきます。
一応今のところ「取られた妖刀の力」は5章以降は登場していません。使い切ったのか、まだデータがあるのか、また他の実験の活かすのか、ということは判明していません。
無尾の歴史

「星見雅EP「暁」」にて、星見家の祖先が妖狐であったことと、その祖先が怪しげな奴と何やら契約じみたことをしているのが見て取れます。
「無尾」という名前の通り、力を得る代わりに「尻尾」を失ったことが推察できます。
設定資料では「星見家歴代当主の血肉から造られた刀」であり、それが妖刀となった理由の一つのようです。
妖刀の継承・解放

「継承にはきわめて危険な過程が伴う」
「この残酷な儀式に固執する」から雅のあの状態が儀式の最中だった認識するのであれば、あの無差別に人を斬りつける状態は「妖刀の力を解放する儀式」だったのかと推察できます。
「星見雅ショートアニメ「英雄の旅路」」にて、母親が自ら自分の腹を雅に刺させるシーンを見るに、他者の命で妖刀の力を解放できるのが見てとれます。
精神世界の中で「体力が勝手に減っていく」「斬れば斬るほど回復する」
という状態になっていたことから、斬ることによって精神攻撃が和らぎ、そして修羅化が進むって感じに見えます。
あのままいけば刀に飲まれ、厄災級の力を得ることができるが、なんでもかんでも回りを斬り伏せて、妖刀自体が厄災となる危険もあるのではないでしょうか。
継承の掟は必要ではない
完全に私の主観にはなるのですが、「継承の掟」はあくまで妖刀の意志を尊重する行為であって、「力を授ける為に必要なものではない」と考えています。
「外界にはもう、この掟を無視して力を盗み取る手段が存在している。」
「お前たちが、この残酷な儀式に固執する意味はなんだ?」
この雅の発言から、あくまで力を貸すのは妖刀の意志で決まり、絶対に贄が必要なものではない、とも取れます。
今回ブリンガー達によって、強行すれば掟なんて考慮せずに、存在する力を直接取れるが証明されました。まぁ暴走させたり、結局周りを巻き込んでいるので何ともいませんが…
妖刀を説得することさえできれば力を貸してもらえる、と考えてもよいのではないでしょうか。
妖刀を調伏


5章の精神世界による妖刀との対話にて、「いいか、私と手を組め。」と提案します。
雅は自分の強さを主張し、妖刀が斬り伏せたい「悪」を自分が撃ち取って運命を変えると啖呵を切ります。
妖刀がその提案を飲んだかは定かではありませんが、「面白れぇやつ…!」「まぁ様子をみてやろう」くらいでおさまってくれます。
なので、厄災級の力を雅に貸したわけではありませんが、ブリンガーを思いっきりぶった斬った威力を見るに、少しくらいは力を貸しているように見えます。
現状、力を得るにはやはり周り斬って回る必要がありそうですねぇ…「まだその時じゃない」みたいな感じで、妖刀の儀式と暴走は静まります。

因みに、ここまで妖刀に食って掛かったのは「二人目」らしいです。
普通に考えればみんな知っている「初代虚狩り 星見家三代目当主」ですよね。見た目だけでも似通ったところしかないですし。
私は個人的に、無尾ちゃんは3代目当主なんじゃないかな、って思ってたりします。
妖刀の力によるサクリファイス化

ブリンガーが「妖刀の力は手に入った」と言って、サクリファイス化します。
ここ結構謎が残りますよね。こういった場面が多いからゼンゼロのストーリーはわけがわからなくなってくることが多いんです(笑)
「妖刀の力を利用してサクリファイス化した」
「妖刀の力を入れるとサクリファイス化した」
「妖刀の力をプラスしてサクリファイス化した」
で結構話が変わってくるんですよね。「無尾」=「サクリファイス」という考えもできてしまうシーンなのではないでしょうか。
まぁでも「かくなる上は、妖刀の力だーー!」って言っていたので、「サクリファイス」+「妖刀の力」と考えて良さそうですが。
サクリファイス化の薬自体は、成功品であれば讃頌会がすでに持っている技術でもあり、今後も出てきますからね。
ここはよくわからないので、よければ知っている方、考察ができてい方はコメントなどで教えて欲しいです。
エリクサー P07

このシーンを見た時に誰もがハルマサのことを思い出したでしょう。それだけでなく、ブリンガーに薬を射ち込む際にもハルマサを示唆する描写があります。

サラがエリクサー P07をブリンガーに打ち込む直前、一度ハルマサを照準にいれます。これは、今から射ち込む薬にハルマサが関係あると暗に製作者が伝えてるとも読めます。
まぁ全然関係ない可能性も十分にありますが笑
カローレ・アルナとブリンガーの関係

皆が楽しそうにしているエンディングをホロウ外かと思って観てたら、最後に狭間が出てきて「ホロウの中で祝杯をあげてるのかよ!」ってなったのは私だけではないはず…
へーリオス研究所の上級研究主任であり、アキラとリンの先生であり育て親でもあった人だが、旧都陥落の際に「白くて大きな腕」に攫われています。
連れ去った腕の見た目は、サクリファイス化したブリンガーと酷似しており、カローレ・アルナの拉致にブリンガーが関わっていると考えて追いかけます。
また、ブリンガーもパエトーン兄妹を見て「カローレ・アルナ」の名を出した際、「…あれの教え子だったか…」と言っておりカローレ・アルナを知っている様子を見せています。
さらに、「ならば…」と続け、その兄妹を巻き込んで自爆しようとしとしたことから、始まりの主の為に主人公達を消そうとしたことがわかります。
「…あれの教え子だったか…」
「ならば…始まりの主…再創を…!」(爆発)
「始まりの主…我が使命を果たした…」
「まぁいい…そのまま一生日陰に隠れ…」
「『真の元凶』へと至る幻に溺れるがいい」
旧都陥落後にブリンガーがカローレ・アルナと対峙したことがありそうですね。
「カローレ・アルナの教え子」=「主の為に消さないといけない存在」
ということになるのであれば、カローレ・アルナは讃頌会にとって厄介な情報や力を持っている存在となっているのかもしれません。
エーテル操作の片鱗

まだ全ては明かされていませんが、感情の高ぶりにより、主人公達がエーテル粒子に影響する能力を発揮する描写が今後も出てきます。
ブリンガーの最後の爆発に関しても、エーテルを使った攻撃に見えるので、この場面は「主人公達の能力によってエーテルを相殺した」と今のところは考察できます。
最終的には戦えるようになるんじゃないか?なんて考察もされていたりしますね。
主人公達のまだまだ未知の力を知っていけるのは、ゼンゼロプレイヤーの大きな楽しみの一つですね。
ここまで読んでいただきありがとうございます。間違っている部分や知識不足な点も多いと思うので、是非コメントで教えていただけると嬉しいです。
ゼンゼロいろいろと複雑だし、知ってても抜け落ちてたりするんですよね…
気軽にコメントしてください待ってます。
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