【解説・考察】讃頌会(さんしょうかい)・サクリファイスについて メンバー・事件のまとめ【ゼンゼロ】
ゼンゼロのストーリーに深く関わる謎の組織「讃頌会」と「サクリファイス」の解説記事となります。
基本的には讃頌会について「どういった組織か」「どんなことをしたか」「どんなキャラがいるか」などの情報を考察しつつ解説していきます。
そういった情報に併せて、謎の多い「サクリファイス」についても触れていきたいと思います。
間違っている点も多いと思うので、何か相違点や意見要望ございましたら気軽にコメントくださいな。
※ネタバレ含みますので注意
追記・修正中
讃頌会とは

讃頌会の概要
「讃頌会」とは、「始まりの主」を強く崇拝している謎の多き組織のことです。始まりの主は「ホロウ」と強い関係があるとのこと。
かなり思想が強く、一般市民を巻き込んだ事件を度々起こしており、市当局から非合法組織と認定されている危険な集団です。
ゼンゼロのストーリーにおいて、「始まりの主」「サクリファイス」「司教」「信徒」などのワードが出たら、讃頌会に関連していると覚えておけば話がわかりやすくなります。
讃頌会の活動
旧都陥落前、エリー都の頃から活動している記録が残っているとのこと。
ストーリー的にずっと対峙しているように感じるが、プロキシノートには「近年、讃頌会は一時姿を消したものの、完全に消滅したわけではない。」と記録されています。
現在、表立って派手なことはしなくなったが、水面下では確実に暗躍していると解釈してます。それがストーリー出くわす讃頌会の企みかなと。
旧都陥落に関しても、讃頌会が引き起こしたホロウ災害ではないか?という説が強いです。
ポイント
- 「始まりの主」を強く崇拝している謎の多き組織
- 始まりの主は「ホロウ」と強い関係がある
- 市当局から非合法組織と認定されてる危険な集団
- 「始まりの主」「サクリファイス」「司教」「信徒」というワードが出ると讃頌会絡み
- 旧都陥落に深く関わっている可能性がある
追記データ
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・虚狩り 星見家三代目当主が、一人で讃頌会の司教を倒したことで市長より「虚狩り」の称号を与えています。司教を倒すことで栄誉ある称号が貰えてるので、世間一般の考えとしても讃頌会が悪の組織という認識は強そうです。 |
讃頌会とカローレ・アルナ

へーリオス研究所の上級研究主任であり、アキラとリンの先生であり育て親でもあった人だが、旧都陥落の際に「白くて大きな腕」に攫われています。
連れ去った腕の見た目は、サクリファイス化したブリンガーと酷似しており、カローレ・アルナの拉致には讃頌会が関係していると考えられます。
また、パエトーン兄妹を見て「カローレ・アルナ」の名を出した際、「…あれの教え子だったか…」と言っておりカローレ・アルナを知っている様子を見せています。
さらに、「ならば…」と続け、その兄妹を巻き込んで自爆しようとしとしたことから、始まりの主の為に主人公達を消そうとしたことがわかります。
「…あれの教え子だったか…」
「ならば…始まりの主…再創を…!」(爆発)
「始まりの主…我が使命を果たした…」
「まぁいい…そのまま一生日陰に隠れ…」
「『真の元凶』へと至る幻に溺れるがいい」
「へーリオス研究所」「カローレ・アルナ」「パエトーン」は、讃頌会と何か強い関係性があることが伺えますね。
Ver2.0にてカローレ・アルナの写真が発見さています。特徴として、後ろに大量の「ミアズマ」が映っています。
撮影された場所はラマニアンホロウ内部の輝磁生産エリアから流れてきたとのこと。
2章のストーリーにおいて、まさに讃頌会が活発に活動している場所でカローレ・アルナの写真が見つかっています。
この写真が偽造品ではないことが判明していることから、カローレ・アルナの状況はどうあれ、現在も讃頌会と深く関わっていることが明らかになった。と言っていいでしょう。
シーズン1 アウトロ

過去にランドンという讃頌会のメンバーがヤヌス区にて、サクリファイス化の薬の研究をしていました。
シーズン1アウトロではこのランドンの研究を基に、レイヴンロック家と讃頌会が手を組んでサクリファイスの実験をしていたことが明らかになります。
ブリンガーが遺した地図にあるものは、ランドンの実験でサクリファイス化の成功に近い試作品でした。
ランドンの死後、この研究は娘のディナが引き継いでいます。意識をコントロールする薬を作り、ランドンのサクリファイス化の薬と併せて、完全に制御できるサクリファイス化の薬を作ろうとしていました。
シーズン2 2章の讃頌会
ポーセルメックスと讃頌会

ラマニアンホロウ内の研究所にて、讃頌会とポーセルメックスが繋がっていた事実が発覚します。詳しく言えば7、8年前からフェロクスと讃頌会が繋がっています。
フェロクス個人の計画であり、これにはルクローもダミアンも関わっていません。
内容としては「プロジェクト・ニューリース」という名の「輝磁の純度限界を超える精製技術の研究」であり、十数名の身寄りのない子供を被検体とし人体実験も行っていました。
ラマニアンホロウの中の実験施設から出ることなく、空気洗浄と浸蝕緩和剤で無理やり浸蝕を抑えながらの生活であった為、柚葉以外の被検体は全員耐えきれず死んでいます。
特別強いエーテル適正と特殊な抗体を持っていた柚葉だけが実験の生き残りとなります。
ここら辺少しごちゃごちゃしているので、私なりに解釈してわかりやすく分けてみました⇩間違っている可能性もあります。
ポーセルメックス
輝磁の実験がしたいから讃頌会の手を借り、技術、知識、成果などを賛頌会側に求めていた。
その代わりにポーセルメックス側は研究所を改造して拠点・実験場・聖堂などを提供していた。
讃頌会
ポーセルメックス側に技術提供をする代わりに、拠点・実験場・聖堂などなどの自分たちの実験に必要なものを求めた。
主にサクリファイス及びオブスキュラを使った計画の準備を進めていた。
讃頌会の意図
目的が達成されたから

ここで思うのでが、なぜ讃頌会はポーセルメックスの求めるものを提供しなくなり、ミアズマフィーンドを置いて姿を消したのか、という点です。
理由はいくつか考えられます。まず、「目的を達成したから」という点です。
讃頌会の目的が自分達の実験を達成させ、オブスキュラを設置すること。であったのであれば、輝磁に強いポーセルメックスの手を借りたのも納得出し、目的も達成されました。
あとはミアズマフィーンドを置いて場を混乱させ、手を組んだポーセルメックス側を潰せば任務完了です。
イーシェンが言っていた意図に関しては正直わかりません。なので、今ある材料で言えば上記のことが理由なのかなと。
メヴォラクの考え
メヴォラクが「讃頌会の使い」を名乗り表れ、ランドンが亡くなって行き場を失った信徒に衛非地区で拠点を用意させたそうです。
ポーセルメックスとの協定を結んだ後、メヴォラクは司教に選ばれています。
メヴォラクは「始まりの主は自ら望まぬ者を再創しない」と公の場で表明し、ポーセルメックス側の人体実験を継続する提案を断っています。
ロアのように、信徒ではない一般人にまで手を出すやり方は賛同できない人もいるらしく、ロアは罰をうけたらしいです。「始まりの主」の言うことを聞かなかったとのこと。
唯一の成功体である「ES-07」にも逃げられていますし、ここにいる意味がなくなったのかもしれません。ここらへん情報少なくて、私には考えを広げることは難しいです。
サクリファイス

現状図鑑には、エーテリアスに似た特殊な変異化のことを「サクリファイス化」と示されています。
「涙と過去を埋めて(上)」にて、「サクリファイスはホロウ外でも存在を維持することができる」ということが判明しました。
さらにその体内には人間のDNAが組み込まれていることも判明してます。誕生は人為的な操作の結果とのこと。
サクリファイスの活性反応が目のインプラントに干渉してきたことから、へーリオス研究所の技術と何らなかの繋がりがあると考えられる描写もあります。
カローレ・アルナを連れ去った「白くて大きな腕」からもサクリファイスと同様の力が宿っていたらしいです。
シーズン2-2章にて、ラマニアンホロウ内にある讃頌会の研究所でも、新しいサクリファイスが登場しており、その技術は確実に上がっているとのこと。
讃頌会のメンバー
ジャスティン・ブリンガー

ヤヌス区治安総局副総監をしていて、ヤヌス区総監となるべく選挙活動をしていました。
救援活動の途中のホロウ内で、一つしかない耐浸蝕装備をまだ子供だった朱鳶に譲ったという聖人エピソードがあり、朱鳶にとっては命の恩人でもあります。
さらに一度ホロウ内で死んだと思われていましたが、奇跡的に生還したことで「ホロウを征服した英雄」と呼ばれ英雄視されるようになりました。
しかし、ホロウから帰還後は人が変わったような態度になり、権力にすり寄るような態度が目立ちTOPSとも関係があるように見られ、多くの人から嫌悪されるようになっています。
データ
・ホロウから生還後のブリンガーは「讃頌会」の信徒となっており、組織の為に表の世界で権力を握ろうとしていた。
・ヴィジョンの策略・モニュメントの中身回収・千面相の襲撃・ツールド・インフェルノでの不正などなど、一章のだいたいの悪事を直接指示・暗躍していたのがブリンカーだと口ぶりからわかる。
・白祇重工がブリンガーの罪証を監察官に引き渡したことにより、停職処分を受け治安総局への出頭が命じられた。
・追い詰められたブリンガーは、妖刀の力を利用しエーテリアスに変容し、サラによって「Elixir P07」を射ち込まれパワーアップした後、星見雅に一刀両断にされた。
・パエトーン兄妹を見て「カローレ・アルナ」の名を出した際、「…あれの教え子だったか…」と言っておりカローレ・アルナを知っている様子だった。その兄妹を巻き込んで自爆しようとした。
・ホロウ内で負傷し、致命的なほどにエーテルに浸蝕され、完全に助からない状態となっていた。
・ブリンガーが様子が変わった原因として、ホロウ内で見た光景によるものだということがわかった。
「俺は…神の奇跡を見た…そうとも、あれの言うとおりだ…ホロウと対立する限り、人間は永遠に真の力から遠ざかるばかり…ただ、一切を受け入れることだけが唯一の正しい道なのだ。この力を受け入れるてこそ…全ての人間が生き延びることができる。始まりの主よ、どうか我に恩寵をー-!」
・ブリンガーがホロウから出てきた時は浸蝕症状が一切見られず、数人の市民を帯同していたとのこと。
サラ

明言はしてないが恐らく讃頌会のメンバーです。キャラ的に完全な信徒なのかも少し怪しい雰囲気があります。
ヴィジョンの地下鉄改修プロジェクトなども裏ではサラが全て仕切っていました。そこそこ出てきていますが、決定的な情報が少ない印象です。
ディナ

ビビアンの旧友で讃頌会のメンバー。父親のランドン亡き後も讃頌会に残り、人間の精神をコントロールする薬の研究していました。
ディナの薬はサクリファイスになることはできないが、ランドンの一部残った薬と掛け合わせて、制御可能なサクリファイスを生み出そことが目的です。
ビビアンの祝福を与える役割はもともとディナが担っており、ビビアンを迎えた後は、注目や父親の関心がビビアンに移ったことにより嫉妬の念を抱くようになります。
カミエルが死に、誰も許せない憎しみだけが残ったディナは、最終的に自分にサクリファイスの薬を打ちエーテリアスとなりました。
カミエル

ディナに付き従っている讃頌会のメンバー。
過去にホロウ災害で家族を全員失ったことが原因で、ランドンの話す「ホロウ災害は無くなる・ホロウの中で生きている」という讃頌会の理念に共感したことにより信徒となってしまいます。
しかし一番の理由はとしては、ディナに妹の面影を重ねて、新たな希望を見出したことにより、ディナのことを想って活動していました。
カミエルはディナを助ける為に、ヒューゴを介して市長の合意を得て、全ての悪事の罪を自分一人で被ることになっており、
最終的にはビビアンにディナを託し、実験の失敗作となったエーテリアスの元に行き死ぬことを選びます。
ディナの研究を進めなさせない為に、サクリファイスの休眠体を破壊して回っていたのもカミエルだと判明しています。
ランドン

数年前にヤヌス区で活動していたサクリファイスになる薬の研究をしている讃頌会の責任者。ディナの父親。
人間の意識を保ったままサクリファイスにする薬を作ることが出来ず、讃頌会で地位が低下していました。
ビビアンがディナの前で泣いたことで、讃頌会での信頼回復のチャンスにしようと、娘のディナに祝福を与えようとしていたが、
真実を知ったビビアンに、目の前で涙を流されたことに動揺し、銃でビビアンを撃とうとした際にカミエルに止められ、自分を誤射したことにより死んでしまいます。
薬の製造方法はランドンの死と共に失われました。
ブリンガーが遺した地図に記されていた場所は、当時讃頌会が成功品に近いサクリファイスの試作品を保管していた場所だと判明しています。
司教(メヴォラク)

ランドンが亡くなって行き場を失った信徒の前に、「讃頌会の使い」を名乗り表れたらしいです。その後に衛非地区で拠点を用意させたとのこと。
ポーセルメックスとの協定を結んだ後、メヴォラクは司教に選ばれています。
メヴォラクは「始まりの主は自ら望まぬ者を再創しない」と公の場で表明し、ポーセルメックス側の人体実験を継続する提案を断ります。
ミアズマを利用しイーシェンの記憶から「ミアズマフィーンド」を創り出しています。
「ミアズマフィーンド」のせいで讃頌会とフェロクスの関係が露呈したこともあり、何か目的があって創り出された様子。
讃頌会と関係のあるキャラ
ハルトマン・レイヴンロック

「涙と過去を埋めて」「シルバーの復活」で登場したレイヴンロック家の現当主。
レイヴンロック家を何とか上の地位に戻そうと、「カミエル」などのランドンの元にいた讃頌会の残党と手を組み、サクリファイスの製造を援助していました。
サクリファイスが恐慌を引き起こし、その際にTOPSが恐慌を鎮圧した場合、市政側がかなり不利になり、TOPSの立場が優位になります。
ハルトマンはその策略で手柄を立てようとしていたと考えられます。
最終的にヒューゴの策略により、TOPSはレイヴンロック家とのあらゆる協力関係と打ち切った。とエドモンドらしき人が発表され、今後の関りは一切ないと宣言までされました。
フェロクス

ダミアンの上司にあたる、ポーセルメックスの共同CEO。
ポーセルメックスの権力は「ルクロー」と「フェロクス」で二極化しており、お互いに相手の様子を窺いつつ、出し抜こうと考えていました。
躍進しようと讃頌会と手を組み、場所や資金を提供する代わりに技術や知識をもらい実験をさせていましたが、成功体には逃げられたあげく讃頌会からも実験の継続を断られます。
最終的には「ミアズマフィーンド」を研究所にはなたれ、証拠隠滅にも失敗し讃頌会との繋がりも全て露呈することになります。
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