「涙と過去を埋めて(上・下)」ストーリー解説・考察【ゼンゼロ】シーズン1・アウトロ
メインストーリー「涙と過去を埋めて」の解説記事となります。
併せて考察だったり感想も書いています。間違っている点も多いと思うので、何か相違点や意見要望ございましたら気軽にコメントくださいな。
※ネタバレ含みますので注意
追記・修正中
過去・用語・勢力情報
ビビアンの過去
ビビアンの過去話がストーリーの重要な場面で関係してきます。詳細を下記の記事で解説しているので、気になる方はどうぞ。
ヒューゴの過去
ヒューゴの過去話がストーリーの重要な場面で関係してきます。詳細を下記の記事で解説しているので、気になる方はどうぞ。
用語・勢力について
涙と過去を埋めて(上)
大口の客

ビデオ屋にかなりの額の前払い予約がされたところか物語が始まります。ヒューゴが大口の客としてビデオやを訪れ、主人公に接触してきます。
この時点で主人公たちが「パエトーン」ということを知ったうえで訪れています。
「悪魔の子」と動揺させるように言ってくることから、へーリオス研究所のことを知っている可能性はありますが、その部分は今回のストーリーで最後まで語られませんでした。
そしてなぜか貸し出しているビデオを全部レンタルするという謎行動にでます。主人公に取り入ろうとしているからか、本当に収集家としてビデオ屋に興味があるのかはわかりません。
他のお店でもかなり羽振りが良いらしいので、いつものことなのかもしれません。
「人体の諸器官」の話しもだしてきます。ヒューゴはレイヴンロック家のことを調査しつくしているので、「ハルトマン」の臓器売買の情報も小出ししてきます。
あとは主人公をオークションの誘導する為に、話題を持ち掛けてきます。抽選会の情報もだし、この時から最終的にはオークションに来ることになるよ促していますね。
ポイント
- 大口顧客としてヒューゴ登場
- パエトーンの正体には気が付いている
- 主人公の交友関係を把握している
- 「悪魔の子」と素性を知っている素振りがある
- 収集目的か、接点を持つ目的か、ビデオを全部借りてく
- 「人体の諸器官」コレクションの話しをする。「ハルトマン」の情報を小出ししてると考察
- オークションに来てもらうことになるよう誘導している
抽選会

ハルトマン主催のオークションの宣伝を兼ねた抽選会に参加することになります。
内容としては「カーティス」というレイヴンロック家の下っ端が割り込もうとして揉めるだけです。こいつ後々も登場しはするけどやっぱり重要な場面では無いです。
今後のストーリーでもでてくるのかな…?正直、もう出てこなさそう。
このストーリーから追加?された謎システムのレスバのチュートリアル的なことします。
レイヴンロック家の登場とTOPSの関係を伝えるシーンって感じですね。後々のストーリー下でレイヴンロック家はTOPSと関係を切られます。
レイヴンロック家の状況も説明していますが、そちらに関しては用語集を見て欲しいです。まぁ、あまりよくない、ってことを言っています。
後は今権力を持っている者たちが「TOPS」と「メイフラワー家が代表の市政勢力」の二つで、この二つが権力争いをしているよ、って情報を得ることができます。
因みにカーティスのお金はヒューゴが中身を抜き取って周りに配ったと考察できる。財布はそこらへんに捨てたか猫が持っていた。
ポイント
- レスバのチュートリアル
- カーティスはそこまで権力も資金もない
- 「ハルトマンがレイヴンロック家の現当主」とカーティスが言っている
- ヒューゴから抽選券を貰う
- レイヴンロック家はTOPS傘下
- 「TOPS」と「メイフラワー家が代表の市政勢力」が争っている
ブリンガー事件
ゼンゼロ5章の事件は世間的に「ブリンガー個人がやらかした」ということになったとのこと。
讃頌会絡みに事件は扱いが慎重で、あまり情報を公にしたくないらしいです。
市長との会話

ライカンとエレンがビデオ屋に訪れ、メイフラワー家現当主、そして新エリー都の市長閣下がパエトーン兄妹と通話することになります。
ここで市長が讃頌会、ブリンガー、サクリファイスなどなど、一連の事件の解決にあたっていることが判明します。あとライカンがメイン?で仕えているのが市長だとも判明します。
市長はへーリオス研究所やパエトーン兄妹のことも把握しており、「カローレ・アルナ」と面識があったらしく、友人だったと話しています。
市長はカローレ・アルナが生前遺したデータを発見し、その内容は、二人の目のインプラントについてものでした。
先生はインプラントによる副作用を緩和する方法を長い時間かけて調べていたそうです。
二人の目のインプラントは大脳と直結しており、その性能をどれだけ活かせるかは、二人の身体がどれだけ負荷に耐えられるかによって変わるとのことです。
H.D.Dシステムが身体機能の一部を占有することで、いくつかの問題が発生していたのですが、その問題で大きく影響して出ていたのが、エーテル適正の抑制であることが判明しました。
そして、市長が人を雇って研究してくれたおかげで、H.D.Dをアップグレードできるようになり、動作に必要なエネルギーを大幅に抑えることが可能です。
いってしまえば、主人公たちの下がっていたエーテル適正を元に戻せるようになりました。
今後はマルセルグループの技術者に主人公たちの身体チェックをさせるとも言っています。今のところ検査をした描写はないです。
因みに、市長がずっと二人に接触してこなかった理由は、二人の身体には新エリー都を巻き込む規模の力が備わっている可能性があり、
善か悪か判断できない状況では、その能力を解放させるのは危険だと判断したからだそうです。
市長についてのポイント
- 新エリー都の市長メイフラワー家現当主
- 市長は一連の事件の解決にあたっている
- 市長は「へーリオス研究所」「パエトーン兄妹」のことを知っている
- 「カローレ・アルナ」の友人
- 「カローレ・アルナ」が遺したデータを発見
- 研究者を雇い、H.D.Dアップグレードできるようしてくれた
インプラントについてのポイント
- カローレ・アルナは目のインプラントの副作用を緩和させる方法を探していた
- インプラントは大脳に直結していて、どれだけ負荷に耐えられるに動作が依存する
- H.D.Dシステムが身体機能の一部を占有で、エーテル適正が抑制されていた
- H.D.Dアップグレードで、下がっていた主人公たちのエーテル適正が戻る
- 戻ったエーテル適正は通常のホロウ調査委と同等レベル
- 二人には新エリー都全土を巻き込むほどの力を持っている可能性がある
サクリファイスとオークション

ここでサクリファイスについての情報が得られます。サクリファイスは「ホロウ外でも存在を維持することができる」という点と「体内に人間のDNA」が組み込まれているそうです。
以前のストーリーで回収したサクリファイスから「奇妙なコア」が出てきたとのこと。
そしてそのコアは新エリー都で一番厳重なセキュリティで守られていたのにも関わらず盗まれてしまったらしいです。
「下」で明かされることになりますが、このコアを盗んだ犯人はヒューゴです。
このことから、ヒューゴの怪盗としてのスキルがとんでもないことがわかりますね。潜入しているTOPSの奴らを使ったらしいけど。
まぁこの時点でヒューゴと市長が組んでいる可能性もありますが、私の考えではもうちょい後に協力関係になっていると思うで、ここでは純粋に盗まれているはず。
市長の周りにもTOPSのスパイが何人もいるらしく、ヒューゴはその為にTOPSの取り入り、情報を得ていたらしいです。
市長は内部の人間が犯人だと睨んでいるということで、主人公たちにコアが見つかったオークションに参加してコアを手に入れるよう頼んできます。

ここでまた勢力と実態の説明があります。
新エリー都市政の運営体型は「メイフラワー家」が担っているとのこと。なのでメイフラワー家は「市政勢力」となります。
一方ライバルのTOPSは「複数の企業からなる営利目的の連合体」となります。
公的な立ち位置になるメイフラワー家と利益を求める団体とでは、軋轢を生まれるのも納得です。
ポイント
- サクリファイスは「ホロウ外でも存在を維持することができる」という点と「体内に人間のDNA」が組み込まれている
- 以前ストーリーで回収したサクリファイスから「コア」が出てきた
- 市長が守っていたコアが盗まれる(後々ヒューゴと判明する)
- 新エリー都市政の運営体型が「メイフラワー家」が担っている
- TOPSは「複数の企業からなる営利目的の連合体」
ハルトマンの尾行

オークションに参加の為になんやかんやでヒューゴのお手伝いでハルトマンを尾行することになります。
ここは明言していないので考察の範囲になりますが、「臓器」というワードで「シルバーソルジャーの歌」で登場した「ツイッギー」が浮かんでくると思います。
後々アンビーを目撃したハルトマンが関係者であることに勘ずく描写があることから、クローンたちの臓器売買と、ツイッギーがエーテリアスとなった薬の出所はハルトマンが牽引していたと考えらます。
(「低い男性の声」とハルトマンのボイスを聞き比べたけど普通に同一人物だと思われます)
TOPSのコレクターに高値で売る仲介をハルトマンがしていたんですかね?
薬に関しては後ほどたびたび出てきますね。
次にハルトマンに押し付けられたか保険事業の話しをしています。これも後々出て来るホロウの保険のことですね。
ビビアンが予知したあの母親の家族が莫大な保険金を得ることになったので、レイヴンロック家というかハルトマンに少し復讐できた。ってことで解決でよいかと。
この時点で、TOPSはレイヴンロック家を見限ってる説がでています。
オークション

そもそもヒューゴがサクリファイスのコアを盗んだ理由は、コアを餌にオークションに讃頌会の人間をおびき寄せる為でした。
あの服にサクリファイスのコアを付けたのはヒューゴです。服に付けた理由はヒューゴのセンスです。
ビビアン登場、モッキンバードはヒューゴとライカンが二人で作った。という情報がでたくらいです。
ヒューゴの過去

レイヴンロック家を出て、行くあてがなかったヒューゴは恩師「ジャック」に拾われ、そこでライカンと共に実用的な技術の数々を伝授してもらい、人の道理についても教えられることになります。
しかし、ヒューゴは自分の過去の影響もあり、ジャックの教えに納得するような態度をとることは無く、諭されるも自分の道を行くと豪語していました。

ハルトマンの企てた当主暗殺の計画中、ヒューゴは父親とその他大勢が殺害される現場に、運悪く居合わせてしまいます。
その惨状をみたライカンが誤解し、ヒューゴを問い詰めるが、ヒューゴは自分も抱いていた復讐の感情から誤解を解かず否定できませんでした。
さらに、今回の計画がヒューゴの父親殺しの復讐に、モッキンバードを巻き込んでの作戦だったとまで勘違いさせてしまいます。
恩師の、命を奪ってはいけない、という誓いに背き、大勢の人を手にかけたヒューゴを見て、ライカンはモッキンバードを抜けてしまいます。
ストーリー的にこの時点でのライカンはまだヒューゴが殺してしまったと思っている状態です。
情報をライカン視点だったりヒューゴ視点で小出しにしていて、そこそこわかりづらくなっています。
そこらへん時系列別にまとめているので、別記事にてヒューゴの過去
を解説しています。
予告状

ここで市長あてに予告状が届いた話をされます。なんか讃頌会からの予告状って感じがしますが、これはヒューゴが送りつけたものです。
予告状の内容はサクリファイスを利用して新エリー都に復讐する。という旨の内容です。
後から判明するのですが、ヒューゴがこの予告状を送った理由としては、「正当な行動を起こせる理由を市政側に与えた」ということらしいです。
実際、市長が予測を立てている讃頌会の行動は、サクリファイスによる新エリー都への強襲なので、ヒューゴからであっても動く理由になります。
このあたりからヒューゴと市長が組んでいる可能性がありますね。
ヒューゴの件もそうですが、市長がライカンにも情報を伏せてる理由が今回のストーリーで判明していないので、組んだタイミングがわからないです。
壊れたブリンガー

ブリンガーが様子が変わった原因として、ホロウ内で見た光景によるものだということがわかりました。
「俺は…神の奇跡を見た…そうとも、あれの言うとおりだ…ホロウと対立する限り、人間は永遠に真の力から遠ざかるばかり…ただ、一切を受け入れることだけが唯一の正しい道なのだ。この力を受け入れるてこそ…全ての人間が生き延びることができる。始まりの主よ、どうか我に恩寵をーー!」
ブリンガーがホロウから出てきた時は浸蝕症状が一切見られず、数人の市民を帯同していたとのこと。
ネットでは「始まりの主に脳破壊された」って言われますね。ここはブリンガーの変化が詳細になっただけで、ホロウで実際なにが起こったかはわからずじまいです。
ビビアンの未来予知

ビビアンは任意ではないが未来予知をすることができます。
「予言」が降りかかる時に涙が止まらなくなる。涙を堪えることはどうやってもできないらしいです。
大量のイメージが頭に浮かんでくる。見えるのは不幸ばかりで、病・死・災いなど、良いことは見えない。一番多いのは死のイメージとなります。
良くない未来を回りに伝えたことにより、気味が悪いと邪険にされた過去を持つ。
見えた未来は必ず起き回避することもできない為、自分のせいで不幸が起こるのではないかと自責の念を抱いています。
サクリファイスのコア

ホロウ内でヒューゴ合流し、モッキンバードと協力関係を結んだ暁にビビアンから精巧なコレクションをもらいます。この中にサクリファイスのコアが入っています。
この時点でヒューゴの計画が失敗してもハルトマンにコアが渡らなくなります。ヒューゴが言っていた。ライカンが演技に付き合わなかった場合の作戦の一環かもしれませんね。
主人公に次の作戦に同行するメンバーの選択肢を与えておきながら、治安局や対ホロウ行動部はダメと言っているあたり、やはりライカンを連れて来るよう誘導しているのがわかります。
画廊をやっている

「収集家」を名乗っているだけあり、画廊を経営しています。そしてかなり成功している様子。この仕事を利用して「上澄み」の人達と接点を持ち、モッキンバードの活動に活かしていると考えれます。
ハルトマンとの交渉

サクリファイスのコアを交渉材料にTOPSへの推薦をして欲しいとハルトマンに交渉を持ち掛けます。ここもヒューゴの演技です。ヒューゴはもうTOPSとは通じています。
ハルトマンに近づいたメインの目的は、サクリファイスと讃頌会の情報を得る為です。
因みにこの時にヒューゴは気づいた上で薬入りの酒を飲みます。
ヒューゴ・レイヴンロック家

ヒューゴはレイヴンロック家の人間と一般人との間に生まれた子供であり、母親と借り物のあばら家に住んでいたが、母親に金で売られてレイヴンロック家に引き取られることになりました。
ヒューゴを買い取った理由としては、他の後継者候補と争わせ、競争心を煽るため利用したのとのこと。

レイヴンロック家での生活は地獄で、義兄妹たちからは排除しようと命を狙われていました。
ヒューゴはその能力の高さから策略を凌いでいたが、兄妹たちは唯一良心的にヒューゴに接した妹のセレナの命を奪い、その罪をヒューゴに被せています。
自分のせいで命を奪われたことに責任を感じ、父親の前でセレナを殺した罪を被ったが、他を蹴落とすことを良しとする父親から評価を得る結果となってしまいました。
その後は逃げ出してすぐに、ライカンとジャックに出会うことになります。
モッキンバードの結成

ジャックが死に残されたヒューゴとライカンの二人は怪盗団「モッキンバード」を立ち上げます。
モッキンバードと付けた理由は、モッキンバードの他の鳥の鳴き声をまねる。という特徴から、怪盗団の仕事でセレブを演じる様を表しているからとのこと。
ヒューゴ曰くモッキンバードは「象徴」になることを目的としているとのこと。
H.D.Dシステムの使用方法

ここのパエトーンバレするシーンですが、どうやって通信しているんですかね?
5章でインプラントの調子が悪くて通信できない的なことを言っていたのですが、手ぶらでアキラと会話とかできるんですかね?それだと図面とかどうやって教えてるんでしょう。
結構気になる部分なのですが、全然ハッキリしなくてもどかしいです。どうやってH.D.Dシステムを使っているかわからない…
ジャックの忠告

ジャックは、ヒューゴに根深い復讐心があることを不安に思い、ライカンにヒューゴを止めるよう警告していました。
そして、もし止めることが叶わない場合はヒューゴを殺してでも止めるよう伝えています。
実はヒューゴが隠れてこの会話を聞いていて、「下」でその描写を見ることが出来ます。⇧この画像「下」で見れることができ、「上」ではヒューゴが映っていないイラストになっています。
心の整理がついていないヒューゴはこの話を陰で聞いても、自分の気持ちがわからないままで、聞いていたことを話すことができないでいます。
二人の会話

ミスリード
ビビアンはレイヴンロック家で他の義兄妹たちに殺された腹違いの妹の「セレナ」に似ているらしいです。ビビアンと出会った時の話しとかで後々詳しくしてほしいですね。
ここの会話は全体的にプレイヤーへのミスリードって感じで話しています。
この時点では、人を殺してしまっていると思ってプレイしているので、「ビビアンを託す」「道を分かたれる」と、ヒューゴのこの発言はストーリーから退場しそうな感じになります。
今思えば、「自分が居ない間、ビビアンを守って欲しい」と暗に伝えているのがわかりますね。
誓いについて
ここでヒューゴの過去についても話しています。
「俺の憎んだ男…俺の父親が目の前にいたんだ。指を動かせば、ひと思いに殺すことができる距離に」
実はこの時点で、ヒューゴが計画を立ててあの仕事を受けたわけではないことが分かる言い回しになっているんですよね。
「俺の憎んだ男…俺の父親が目の前にいたんだ。」この発言は計画して近づいたなら出ない発言です。
そして、ここは一応明言されてないので考察の域になってしまうのですが、この父親に接近したタイミングこそ、現当主が「暗殺されかけた」と勘違いした原因になったのだと思います。
- ヒューゴの復讐とは無関係にモッキンバードの仕事としてレイヴンロック家に侵入し、たまたま父親をすぐ手の届く距離まで接近することに成功する。
- しかし、恩師やライカンのことが頭に浮かび、父親を手にかけることを躊躇い逃がしてしまう。
- 暗殺されかけたと思った父親は、暗殺者を探し出すためにホール全員に閉じ込め、見知った顔以外を全員殺してしまう。
- その混乱に乗じて、ハルトマンの暗殺計画により父親が殺害される。
一度は父親を殺そうと迷っていたし、実際殺したいと思っていたヒューゴは、ライカンに問い詰められても否定することができなかった。
しかも、自分が教えを真っ当して殺さなかったことにより、関係のない多くの人が父親に殺されてしまった為、自分が原因だと強く責任を感じてしまっています。
悪魔の子
「だから、俺は君に謝らねばならいない」
ここの発言の意図がわからないです…また「悪魔の子」の話しをします。
ビデオやでは自分のことを絡めてこの映画の話しをしていましたが、今回は「パエトーン」に対してこの話題を出しています。
同名の別作品で、悪魔の子の真の正体は「神の子」であると話しています。これは間違いなく二人のことを指していると考えて良いでしょう。
このことから、ヒューゴは私達以上にパエトーンの素性を知っている可能性があると考えても良いのではないでしょうか。
「君が強く、善良かつ優秀で、また幸運でもあるからだ。」
この発言は、能力を持つ主人公たちへ、これから待ち受ける苦難などに対しての謝罪だったのではないでしょうか。
シルバー小隊

ハルトマンがアンビーの顔を見ただけでいろいろと察します。
「友人の最後については聞いている…まことに残念だよ。」
この発言はツイッギーのことを言っていると考えて間違いないでしょう。上記で記載した通り、臓器売買と薬に関してはハルトマンが関わっていたとわかるシーンです。
ヒューゴの裏切り

「ヒューゴ・ヴラド・レイヴンロック」と、自分がレイヴンロック家の人間だと明かした時、ハルトマンは「くそっ、確かあのときちゃんと」と返しています。
ここでもあの一件の真犯人がハルトマンだったというヒントを出ていましたね。ハルトマンは後継者候補を全員始末した気でいました。
TOPS 市政 讃頌会

ここで各勢力の情報が結構でていますね。「下」でも語られますが、讃頌会の目論見は新エリー都と襲撃と考えられています。正直、この目論見が当たっているかも、明言はされていないので怪しいです。
とりあえずそうだとして、襲撃が成功しても、TOPSが介入して食い止めても、市政側の支持率が落ちてしまい、TOPSが優位に立ててしまいます。
讃頌会とTOPSの利害関係が一致している以上、市政側はどちらの企ても止めないといけない状態なのです。
悪しき竜

ここでちょっといいのが、説得に対しての返しで「悪しき竜」と使い、あえてジャックと同じ言い回しをしています。
ここも、実はヒューゴがあの会話を聞いていた伏線になっているんです。

あとこのシーンですが、確かにちゃんと切れないよう刃の背を向けていますね。
死の偽装

演技です。血のりとか使ってるらしいです。

⇧ヒューゴがあの場で裏切った理由は「下」で解説していますね。
「人々の関心の目をハルトマンとレイヴンロック家に向けさせ、これをもって讃頌会の行動をけん制したーー」
と語っています。あの場でライカンと一芝居して一度退場します。ビビアン・パエトーンをモッキンバード及びヒューゴから引き離す狙いもあったとのこと。
薬が効いてきて限界だったのも理由の一つでしょう。
ビビアンの予知

ビビアンの考察ではないですが、気になる点としてはやはり、予知でみた主人公の姿です。
主人公に翼のようなものが生えています。まさか「下」のエーテリアスディナのビームが当たっていたら主人公が飛べるようになったのですかね…?
因みに主人公違いで2パターンあります。リンとアキラ両方に翼が生えます。
今回主人公の能力に進化が見られましたし、今から修行も始めますし、今後翼が生えるようになる展開がこのシーンから予想できますね。
涙と過去を埋めて(下)
モッキンバードの死

「下」は情報を集めたビビアンがビデオ屋を訪れるところから始まります。モッキンバードのリーダーが死んだことが知れ渡り、いろいろと情勢が変わっています。
「モッキンバードの死」という情報だけでなく、リーダーがレイヴンロック家の私生児という情報までも意図的に流されており、モッキンバードが肯定的になるよう世論操作がされています。
この情報を流したのは「市長」です。この時点ではヒューゴと手を組んでいるので、ヒューゴと市長が死の偽装後にこの展開になるよう仕組んでいました。
因みに、いつもレイヴンロック家が取り仕切っていたサミットが別の一族によって開かれており、ここでもTOPSのレイヴンロック家切りが進んでいます。
ヒューゴの作戦がTOPSとレイヴンロック家の関係切りに拍車をかけているのです。
さらに、行き場を無くし、ハルトマンを讃頌会と接触させる、という意図もあると考えられます。
ポイント
- 「モッキンバードの死」と「ヒューゴの出生」が世間に知れ渡る
- 市長の世論操作により、世間はモッキンバードに肯定的
- TOPSのレイヴンロック家切りが進む
- ハルトマンを追い込み、ハルトマンを讃頌会と接触させる
ランドン

かつてヤヌス区でサクリファイス製造の研究がされており、そのリーダーが讃頌会のメンバーである「ランドン」という男でした。
かつてビビアンを引き取った男です。サクリファイス化の薬を作ったのはこのランドンです。
薬は未完成なうえ、ランドンが死んだことにより、その製造方法もなくなっていまいました。今はかつて作った薬の残りがある状況です。
そして、ブリンガーが遺した地図に記された地点が、ランドンの実験で「成功品に近い」ものが隠されていた場所となるわけです。
あとで、カミエルが壊して回っていたやつですね。
ランドンの娘である「ディナ」がこの研究を引き継ぎ、ハルトマンと協力してことを進めている。というのが今の状況です。
因みに、TOPSは自分に利が無いと動かないので、今回の一件は、ディナ率いる讃頌会×ハルトマンがメインで動いており、基本的にTOPS側に動きは無く、あまり関わっていません。
もちろん、前回ライカンとヒューゴが話していた通り、こちらが予想する讃頌会の目論見通りいけば、得をするのはTOPSなので、様子を見ながら静観している、という感じではないでしょうか。
あとここでイーシェン(儀玄)の話をしていますね。虚ろ狩り並みの強さらしい楽しみ。イーシェンはマルセルグループの技術者で、H.D.Dのアップグレードをできるようにしてくれた人、って私は考察しています。
以前いっていた、市長が雇った「研究者」ではなかなと。
ポイント
- かつてサクリファイス化の薬を作っていたランドン
- ランドンが死んでサクリファイス化の薬は作れなくなった
- ランドンの研究はディナが引き継いでいる(サクリファイス化の薬は作れない)
- 今回の件に関して、TOPSは基本的に静観
カミエル

サクリファイスの調査に入るとサクリファイスの繭を壊して回るカミエルと遭遇します。
カミエルの目的としては、ディナがこれ以上研究を進めないようにする為に休眠体を処分して回っています。カミエルは自分たちが正しくないことを自覚しています。
因みにこの時点で、ビビアンは後々エーテリアス化した失敗作を片づけると言って死んだカミエルの姿を予知しています。
ヒューゴがサクリファイスのコアから調査を始めたのもビビアンが頼んだからのようです。
レイヴンロック家の隠蔽

レイヴンロック家が雇った労働者は、ホロウの中でいなくなっていることがレインの情報で明らかになり、事件の真相を揉み消していることが明らかになります。
ハルトマンが労働者を集めホロウに誘導しディナの実験台にされる、という流れです。
- ハルトマンが労働者を集める
- 騙して薬を飲ませる
(薬に適応する人を探す) - ディナの実験台となる
因みにここでレインがついでに話した港の廃倉庫の話しは、ヒューゴとライカンです。
てか最初に普通にニコの名前をビビアンが知っている体で話る所を見ると、ニコとビビアンも知り合いだったりするんですかね?
ビビアンの過去
ディナの初登場だったりイーシェンの活躍だったりは見たまんまなので、ビビアンの過去話まで飛ばします。

ビビアンは不幸を予知する能力のせいで邪険にされ、どこに行こうと長くと留まれないでいました。
そんな中、讃頌会の「ランドン」がビビアンの能力に目を付け、養女として迎え讃頌会でランドンの娘であるディナと過ごすようになります。
ディナはビビアンを快く受け入れ、妹のように接して仲良くなったそうです。
祝福
ビビアンは「祝福」を「授かる」人間を選別する役割を、「祝福」の本当の意味を知らずに担うことになります。
ランドンはビビアンを実験候補である人に合わせ、涙を流した時に「祝福」と呼ばれる薬を授けます。
「祝福」の表向きはエーテル適正に恵まれるようになると伝えられているが、その実、薬は初期のサクリファイス化する注射です。
ディナへの祝福

ビビアンがディナの前で泣いた時に、ディナが恐怖の表情を浮かべたことから、ビビアンは祝福に疑いを持つようになり、ランドンを尾行したことにより真実を知ることになります。
ビビアンはディナを守るべくランドンに向けてわざと涙を流し、祝福をランドンが受けるよう促します。
動揺したランドンがビビアンを銃で撃とうとした際、銃を撃つ前にカミエルに止められ、自分を誤射したことによりランドンが死んでしまいます。
この一件によりディナはビビアンのせいで父を失ったとして憎むようになり、ビビアンは讃頌会を離れます。
カミエルの目的

過去にホロウ災害で家族を全員失ったことが原因で、ランドンの話す「ホロウ災害は無くなる・ホロウの中で生きている」という讃頌会の理念に共感したことにより信徒となってしまいます。
しかし一番の理由はとしては、ディナに妹の面影を重ねて、新たな希望を見出したことにより、ディナのことを想って活動していました。
カミエルはディナを助ける為に、ヒューゴを介して市長の合意を得て、全ての悪事の罪を自分一人で被ることになっており、
最終的にはビビアンにディナを託し、実験の失敗作となったエーテリアスのもとに行き、死ぬことを選びました。
ディナの研究を進めなさせない為に、サクリファイスの休眠体を破壊して回っていたのもカミエルだと判明しています。
ディナの嫉妬

父親のランドン亡き後も讃頌会に残り、人間の精神をコントロールする薬の研究をしていました。
ディナの薬はサクリファイスになることはできないが、ランドンの一部残った薬と掛け合わせて、制御可能なサクリファイスを生み出そうと考えています。
ビビアンの祝福を与える役割はもともとディナが担っており、ビビアンを迎えた後は、注目や父親の関心がビビアンに移ったことにより嫉妬の念を抱くようになりました。
カミエルが死に、誰も許せない憎しみだけが残ったディナは、最終的に自分にサクリファイスの薬を打ちエーテリアスとなります。
ランドンの最後
サクリファイスとなる薬の研究をしている讃頌会のメンバー。ディナの父親。
人間の意識を保ったままサクリファイスにする薬を作ることが出来ず、讃頌会で地位が低下していた。
ビビアンがディナの前で泣いたことで、讃頌会での信頼回復のチャンスにしようと、娘のディナに祝福を与えようとします。
しかし、真実を知ったビビアンに、目の前で涙を流されたことに動揺し、銃でビビアンを撃とうとした際にカミエルに止められ、自分を誤射したことにより死んでしまいます。
「なのです」がない

ビビアンと主人公で潜入捜査をするシーンで、ビビアンが自分の知っている情報をフル活用して上手く立ち回るのですが、ここで一番私が衝撃だったのが「なのです」がなくなることです(笑)
考えたら今までも「なのです」を使わないで会話していましたね。まぁ演技しているし当然ですが(笑)おかげでプレイ中ここ話入ってきませんでした。
ヒューゴと薬

ヒューゴはハルトマンと会うたび、酒にもられた精神を支配する薬を少量ずつ飲んでいました。ヒューゴいもわかって飲んでいます。ハルトマンはバレるのを警戒して少しずつ飲ませています。
効き目を遅らせる薬を併用して飲んでいたため、難を逃れていそうです。しかし、効果を遅らせたせいで、一気に強く効果が出てしまっているそうです。そのせいで強い幻覚作用まで見え始めます。
これも一度死んだと思わせた理由の一つですね。発作のせいでしばらくは動けなくなることを予見して、姿をくらましたと考えきれます。
薬を飲んだ理由は自分の身体を使ってデータを集め、薬の解毒薬作るために飲んでいます。
ヒューゴの母親

ヒューゴの母親は、自分の不幸を全てヒューゴに押し付けて虐待していました。色の異なる瞳をひどく嫌っていたらしい。貴族の目ではない片目を刃物で刺し貫こうとしたこともあります。
レイヴンロック家との関りを持てるなら手段を択ばず、最終的には嘲笑しながらヒューゴを売り飛ばしたとのこと
このことから「母親」というワードに嫌悪しており、この言葉から恐怖、苦痛、そして憎悪を掻きたてる、と話しています。
残りの幻覚はヒューゴの過去話になります。「上」の部分の解説である程度は説明していますのでここでは割愛させていただきます。
別記事でわかりやすく過去を纏めて上記にリンクを張っているので、そちらをご確認ください。
ライカンの足と片目


ここで軽くライカンの片目と両足について触れていますが、結局最後まで詳細は語られませんでした。情報としてはヒューゴが関係するということと、ライカンは気にしていないし、ヒューゴのせいだとも思っていないそうです。
ヒューゴのネタバレ

ヒューゴのネタバレは上記のシーンごとに解説しているので、箇条書きで纏めます。
- エドモンドとヒューゴと繋がっている
- サクリファイスのコアはヒューゴが盗んだ
(TOPSのスパイを利用している) - 讃頌会をおびき寄せるためにコアをオークションに出した
- サクリファイスと讃頌会の情報を得るためにハルトマンに取り入った
- 予告状を出し正当に市長を動かせた
- 死を偽装してレイブンロック家に注目を集めた
(注目が集まると讃頌会側が動きづらくなる) - 市長とヒューゴは協力関係を結んでいた
- 市長はヒューゴと組んでいることをライカンに伏せている
市長がライカンにヒューゴと組んでいることを伏せていた理由は明確に言われていません。
TOPSとレイブンロック家

TOPSはレイヴンロック家とのあらゆる協力関係と打ち切った。とエドモンドらしき人が発表しています。今後の関りは一切ないと宣言までされました。
どれだけエドモンドにヒューゴが近づいているか気になるところでもありますね。今回この発表がされるタイミングまで完璧に把握しているのを見るに、もうかなり接点がありそうです。
ディナの目的

ディナの狙いはサクリファイスのコアを埋め込んで能力を強化するつもりだったらしいです。
しかし、コアを埋め込むだけではただ暴れるエーテリアスにしかなりません。ここでディナの薬が必要となってきます。
ディナが完成させようとしている「精神を支配できる薬」があれば、強力なエーテリアスを支配下に置き、大きな戦力を作ることが出来ます。
因みに、ディナの薬はサクリファイス化しません。そして、サクリファイス化の薬を作ることもできません。
なので、ここからの目的はランドンが作った残りの「サクリファイス化の薬」を無くし、研究を阻止することになります。
ポイント
- サクリファイスのコアを埋め込むと能力が強化される
- コアだけでは強いが暴れるだけのエーテリアスになり制御できない
- ディナは精神を支配できる薬を完成させようとしている
- ディナの薬で制御できるサクリファイスを作ろうとしている
- ディナはサクリファイス化する薬は作れない
エーテリアス化の阻止


ビビアンのエーテリアス化を主人公が阻止します。その際に目のインプラントが謎の模様で発光し、気を失ってしまいます。
ブリンガーの時の目の模様と見比べましたが、その時とは違うように私は見えます。

市長のそれっぽい見解をライカンが説明してくれていますが謎が多いです。次の章あたりから主人公の能力に関しての話しがメインになりそうですね。
「プロキシ様の体内にあるエーテルエネルギーが、ビビアン様や周囲のエーテル粒子に影響し…浸蝕症状の後退を促したのではないか」
エーテル浸蝕は体の内外のエーテル粒子がなんらかの相互作用を引き起こした結果
らしいので、理屈的にはその影響を押し返すことは可能とのことです。それでも現時点で可能なのは、遅らせる程度だそうです。
今後は主人公がエーテルを操って、戦闘だったりサポートができるような流れになるかもしれません。
とりあえず、次の章あたりから主人公の能力に関しての話しがメインになりそうですね。
イーシェンの所は見たまんまなので、また割愛させて頂きます。
ここまで見てくださってありがとうございました。
間違っている点も多いと思うので、気軽にコメントで教えて頂けると嬉しいです。
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